パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、
様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、
自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!
第74回ゲストは、
龍工房・三代目 / 福田隆太さん
江戸紐の老舗で3代目として活躍する福田さん
組紐の歴史や、新しい挑戦、そして「心と体の整え方」をじっくり伺います。
Q:組紐とは?
A:皆さんの身の回りにあるものでは伝統工芸品の「江戸組紐」、結局は日用品で昔の時代から続いてきた実用品が時代を経て伝統工芸になっているだけ
普段人が使っている紐と変わらない、けれど色々な技術や歴史がある。
ウチが伝統工芸としてやっていくきっかけは昔の正倉院時代の組紐だったり昔の『古代紐』を復元したりしたところから。
組み方の技術は1400年前からあって、それを取得するためにはほどいていかなくてはならない、
ほどいていくと規則性が生まれるので、そのほどいた時と逆の動きをすると組紐を組める。
元々、大陸から伝わった織物の文化や技術は日本人ならではの美意識という所で進化してきた経緯がある。
組紐の定義としては一本以上の繊維をより合わせる・組み込むという事
古くは縄文時代から組紐は存在している。
最近では大ヒット映画『君の名は』の公式グッズを作った。
Q:龍工房の三代目ということで龍工房のことを教えて下さい?
A:龍工房は昔から日本橋で商いをしている、職人集団なので組紐を作る様々な技術を踏襲しながら帯締めなどの和装や
それ以外ものを表現している。
伝統工芸は「かっこいい」と思ってもらえているから続いている。
使ってもらって使いやすい、かっこいいというものが時代を経ても残っている。
最近は海外のファッションブランドやお酒メーカーさんと組んで活動をしていたりしている。
技術を持っていればなんでも作れるので、なにをやりたいのか考える事があったら
技術があればできるので伝統工芸にもチャレンジしてほしい。
【龍工房・三代目 / 福田隆太さんの整いソング】
I Wish For You / EXILE
ご縁があって聴くようになった。
前向きになれる曲で、人のために何かをしたりとか節目節目で聴くようにしている。
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:組んでいる時間が整っている。
長い時は一日8時間くらい組んでいる、その時は無心。
組紐を組むときは置く位置やチカラ加減は常に一定でなければならないので組むときは一番自分と向き合っていないと紐に現れる。
整う場所はテニスコート
小学校の2年生から組紐と一緒にテニスも習っている。
テニスのコーチをしていて、生徒として父が入ってきた。
身だしなみのこだわりは基本的に普段は和服は着ずにちょっといいNIKEの服を着たりして
職人でありながらこんなに自分の好きなことが出来るのかというアピールをしている。
Q:これから挑戦してみたい事は?
A:自分の技術をふんだんに使って表現をしてギリギリまでチャレンジしていきたい。
【鈴木曜の放送後記】
ぜひ作品を見て下さい!
素敵なプレゼントもらっちゃいました。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。
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