パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、
様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、
自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!
第81回ゲストは、講談師・七代目 一龍齋貞鏡さん

世襲制ではない講談の世界で初となる「三代続いての講談師」で、
去年10月に真打に昇進された貞鏡さん。
講談師になったきっかけや、貞鏡さんによる講談の実演
そして「心と体の整え方」をじっくり伺います。
Q:そもそも講談とは?
A:日本三大話芸の一つで、落語はおしまいにオチがついた話を語る芸能、浪曲は節と語りで織りなす芸能
講談は前に釈台という小机を置いて張扇を持って歴史にまつわる話をする話芸。
Q:様々な活躍をしていますね?
A:キャリアは16年目になった、講談は難しいイメージがあるので色々な人が楽しめるように
例えばベートーヴェンの月光を弾きながら由来の話をしたり、紙芝居を自分で作ったり、色々挑戦している。
Q:昨年10月に真打に昇進されましたが、どういう修行をしていくのですか?
A:入門するまでが大変で、目当ての師匠に弟子入りを志願して入ってくるが
自分は父に「なりたい」・「うん、いいよ」ですぐ入った。
最初は見習いで楽屋の端っこで先輩方・師匠方の動きを見て覚える→前座になると楽屋働きをするようになる
→二ツ目になるとようやく一人前の芸人として認めて頂けるがまだまだ「ひよっこ」と言われている
※男性の場合ここで紋付き袴をつけることが出来るようになり、
女性は今まではポリエステルの着物しか許されなかったのが昇進すると絹糸のお着物を着れるようになる。
→二つ目から10年近く修業してようやく真打に昇進できる。
下積みの時代は気働きをすることが大切で、色々な心情を語る芸能なので自分でも経験をして語れるようにならなければいけない。
【講談師・七代目 一龍齋貞鏡さんの整いソング】
ファイト! / 中島みゆき
前座の間に何回も心が折れていたが、そんな時に聴いて励ましてもらっていた。
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:今まではお酒を呑む時間だったが、今は子育て中なので意識して余裕はないのが現状。
言うのであれば、子どもたちの寝顔を見た時が整う。
Q:身だしなみで気をつけていることは?
A:足元、足袋がダボダボだと気が引き締まらないので小さめの足袋を履いている。
Q:5月4日(土)に能楽堂で講座が?
A:国立能楽堂で、講談のみというのは歴史上初めての試み
千秋楽では一人で旅立っていくという気持ちを込めて独演します。
一龍齋貞鏡さんの今後の予定など詳しくは公式HPなどをチェックして下さい。
☆プレゼントのお知らせ☆
【5月4日(土)@国立能楽堂、13時開演】
『貞鏡傳~一龍斎貞鏡ひとり会~』
こちらのチケットを2組4名様にプレゼントです!
お名前、ご住所、電話番号を明記して、
番組メッセージフォームからご応募ください。
※当選者の発表はチケットの発送をもって代えさせていただきます。
【鈴木曜の放送後記】
素晴らしい声で、演目に紛れ込んだような感じだった。
伝統芸能を受け入れながら新しいことにチャレンジしていくというのは
今後の文化的な発展の期待を感じた。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。

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