パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、
様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、
自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!
第76回ゲストは、
和紙工房「りくう」代表/和紙デザイナー・佐藤友佳理さん
愛媛県の手すき和紙の産地で活躍する佐藤さん、
和紙デザイナーになろうと思ったキッカケ、これまでのお仕事
和紙という素材と日本文化のお話、そして「心と体の整え方」をじっくり伺います。
Q:和紙デザイナーというお仕事とは?
A:小物だとモビールや和紙のボール、大きいものは照明のシェードだったり幅広い。
最近は表参道のRIMOWAのリニューアルオープンで照明器具のシェードや、ブラケット照明を作った。
コンセプトも細かく伝える事で気に入ってもらえた。
Q:どうして和紙デザイナーに?
A:6歳の時に愛媛に引っ越したのが愛媛県の内子町で和紙の産地だった。
そこに住んだことが全てのキッカケ。
20代はファッションモデルをしてロンドンで活動していた。
Q:2003年に桑沢デザイン研究所のビジュアルデザイン科に入学された?
A:バウハウス的なドイツっぽいというか男性的・直線的なデザインに触れる機会が多かった。
最初はプロダクトに行くべきだったかと思ったが、今となってはブランディングやトータルのコーディネイトを学んだり
今すごく役立つことが多い。
全体を見れるというのはすごく重要
Q:和紙自体の面白いと思う部分は?
A:伝統的な技術を使っているわけではないですが和紙をリスペクトしていて柔らかさだったり見た目の温かみのある感じだったり海外にはない素材だと思う。
日本は昔から石と木と紙の家に住んでいる、紙と木で出来た障子で外との空間を分けたり特殊な区切りにリスペクトしている。
海外の方が見学に来た時に「この和紙洗えるの?」と聞かれた時に、海外にはあまりないのかなと感じた。
【和紙工房「りくう」代表/和紙デザイナー・佐藤友佳理さんの整いソング】
「アラベスク第一番」/ ウェルナー・ハ―ス
この曲を朝聴くと自分の精神状態が分かる、
ここに追いつけるのか?、全然離れているのかが分かる良い指針。
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:和紙をすく際に、自分が澄んだ状態でいたいから整うという行為はすごく大切。
自分の状態を常に見ている、最近は整える時間を無理してでも作っている。
今の体調に合わせたアロマを作ったり、サウナに行ったり
その時の気分が作品に出るから、自分の状態は整えておく。
Q:身だしなみで大事にされていることは?
A:TPOに合わせた事は気を使っているけど趣味で着物を着ている、
とあるブランドのプレオープニングに招待された時カジュアルで良いと言われたが訪問着を着ていった。
お祝い要素のある柄を着ると自分も嬉しいし相手にも心づくしにもなって、身だしなみにはそういう要素もある。
Q:これから挑戦してみたい事は?
A:日本は鍛えられる場所だった、なので柔らかさも兼ね備えて強さも持った状態で海外に作品を持っていけたらと思っている。
【鈴木曜の放送後記】
紙は奥深い、ちょっと神聖な感じがする。
整いソングの新しい使い方を知った。
色々な方にお聞きするのが更に楽しみになった。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。
<グルーミングブランドAUGER HP>
https://www.kai-group.com/products/kamisori/product/auger/index.html