今日は隔月恒例の『ジャズ批評』最新号の特集を、本誌編集部の星向紀さんをお迎えしてお届けいたしました。
最新号の特集は、今月10日に(生きていれば)生誕80年を迎える"リー・モーガン、ハード・バップの大名盤” です。
まずは『ジャズ批評』の表紙にもなっているリー・モーガンのアルバム『リー・ウェイ』から。
BLUE NOTEを立ち上げたアルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフの名前をタイトルにしたナンバー「ザ・ライオン・アンド・ザ・ウルフ」を聞いていただきました。
2曲目はブルーノート・デビューが18歳だったリー・モーガン翌年、若干19歳で生涯唯一のワンホーン演奏。
スタンダード・ナンバー「キャンディ」でした。
3曲目はジョン・コルトレーン。
ビートルズの初来日後、直後に彼も初来日をしました。ちょうど52年前の7月のことです。
彼の代表作『ソウル・トレーン』に収録されているバラード曲「アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー」をお届けしました。
(★ジャケット写真:収録アルバム『ソウル・トレーン』ユニバーサル ミュージック UCCU-99098)
4曲目はハード・バップ期代表するファンキーなピアニスト、ホレス・シルバー。
「ファンクの宣教師」とも言われたピアノ・トリオの演奏で曲は「オパス・デ・ファンク」を聞いていただきました。
5曲目はホレスのピアノとは対極的な演奏をするソニー・クラークです。彼も同時期(50~60年代)活躍したピアニストですね。
曲は「時さえ忘れて」でした。
6曲目はハンク・モブレーの「ディス・アイ・ディグ・オブ・ユー」。
星さん曰く「ジャズ・ミュージシャン同士の“会話”が楽しめる1曲」ということでお勧めしていただきました。
最後はアート・ブレイキー・カルテットです。
“ハード・バップの夜明けを告げた”と言われる有名なライヴ・アルバム『バードランドの夜 Vol.1』から「チュニジアの夜」でした。
来週は話題の未発表アルバムがリリースされた、ジョン・コルトレーン特集です。
お楽しみに(^^♪