今日のゲストは、、、書評家、ライターの倉本さおりさん!

8月17日(月) オヒル ノオト

今年はコロナ禍の中で、まだまだ自粛生活や、子供たちの夏休みが短縮されたりといつもとは違う夏の過ごし方になり、家にいる時間が長くなることで、
本を読む機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
そこで今日はこの時期におすすめの本をいくつかご紹介!
ということで、 書評家、ライターの倉本さおりさんにお話を伺いました。
倉本さん、ありがとうございました!

【倉本さおりさん Twitter】
https://twitter.com/kuramotosaori

_________________




【お昼ノート】

オススメの本

●『アーモンド』ソン・ウォンビョン
韓国文学で、2020年度の本屋大賞の翻訳部門の一位に輝いた話題作。
偏桃体(アーモンド)が生まれつき人より小さく、
怒りや恐怖を感じることができないために
「怪物」と呼ばれている16歳の少年が、つらい事件に遭遇した後、
かけがえのない出会いを経験する中で「愛」を知っていくという、感動作だそうです。

●『戦争は女の顔をしていない』第一巻
スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ原作、小梅けいと 絵
ノーベル文学賞受賞作家の傑作ノンフィクションを漫画化したことで話題になっている作品。
戦争といえば女性は家庭を守るイメージですが、ロシアで実際に兵士として前線に参加した
女性たちの話を集め、主観を貼り付けずに淡々とその語りを受け入れることで、
これまでの「戦争モノ」のイメージが大きく覆されていく。
夏といえば終戦記念日ですが、
コロナ禍で日常の尊さを考えるうえでもぜひおすすめしたい一冊だそうです。

●『地球の上でめだまやき』山崎るり子
「コロナ禍と日常」というテーマでおすすめしたい詩集。
よく使いこまれた調理器具のような言葉のつらなりが味わうことができるそう。
挿絵もとてもうつくしいです。