今月のアスリートママは、冬季パラリンピックの人気競技、パラアイスホッケーの日本代表選手、上原大祐さんのお母さま、鈴子さん。
競技をはじめたころの大祐さんは、毎朝3時起き。
自分でハンドルを握って2時間かけて練習場へ。
母鈴子さんは、朝ごはんにおにぎりや温かいものを持たせて、
その背中を見送っていたそうです。
今でも記憶に色濃く残るのは、ハードな練習が続いても、
決して弱音を吐かなかった我が子の姿。
社会人になってからは、東京で仕事を終えた後、軽井沢へ戻り、仮眠をとってから、また朝3時起きで練習へ向かう、というサイクルを続けた大祐さん。
その甲斐もあって、競技をはじめて2年で日本代表入り。
2006年には、トリノパラリンピックに初出場し、ハットトリックを決めました。
そして迎えた2010年のバンクーバーパラリンピック。
現地には、そっと見守る鈴子さんの姿が。
勝ち越しゴールを決めたリンク上の大祐さんが、流す涙でかすんでしまうほど感動的だったそうです。銀メダルをかけてもらい再び涙。うれしい涙です。