パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、
様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、
自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!
第80回ゲストは、サウンドアーティスト・細井美裕さん
空間を楽器として捉えて表現するサウンドアーティストの細井さん。
詳しいお仕事の内容から、サウンドアーティストになったきっかけ、
そして「心と体の整え方」をじっくり伺います。
Q:サウンドアーティストというお仕事とは?
A:「音」で想像すると「音」と「音楽」に分けられると思っている。
サウンドアーティストとしては「その空間」で鳴っている音を聴いて自分がどう思うか・どういう空間なのかを考える
そういう捉え方をして作品を作っている。
Q:音をサウンドクリエイションしながら視覚的に何かを与えようという作品はどうやって作っているんですか?
A:私の場合は基本的に映像は無い、照明と音でどこをホットスポットにするかを考えて作る。
例えば「真ん中で聴くと面白い」という場合は照明をそこに当てたり、逆に色んな所で聴くと面白ければ全体を明るくしたりする使い方をしている。
照明も奥深くて、エッジをどれくらいボカすか・スピーカーの影が映るから嫌だなどこだわりが出る。
Q:これまでどういう作品を?
A:長野県立美術館の屋上で「起点」というサウンドインスタレーションをやった。
あと「Lenna」という作品を22.2chサラウンドで作った。
22.2chのフォーマットは世界中でシステムを使える人は限られていて、使えないフラストレーションをぶつけるように作った。
【サウンドアーティスト・細井美裕さんの整いソング】
Ekuté / Pino Palladino & Blake Mills
自分の整いは、自分が頭を止められる時間と考えていて
この曲は自分の頭を持って行ってくれる。
脳をシャッフルしてくれる曲。
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:美術館に行く、行って作品を見るとその作家さんの頭をのぞける・その作家になれる=自分を止められる。
身だしなみは、外に出るという時は強めの服を着たり・自分が持っていない自信を外から付けられるものと考えていて頼りにしている。
自宅では選ぶ時間は嫌で決まったスタイルがある。
Q:これから挑戦してみたい事は?
A:音は表現するメディアとしても好きで記録媒体として機能するところも好き。
ある空間や都市の音をどうやって自分の表現に落とし込んでアーカイブとして機能させるかに興味がある。
今年は福島県の大熊町でリサーチプロジェクトをやることになっていて楽しみ。
【鈴木曜の放送後記】
サウンドアーティストはマニアックですが、かっこいい!
音は大事、音作りをしている方には足を向けて寝れない。
新しいプロジェクトは楽しみ。
新しい技術を使ったことをオープンソースにしていくのは難しいので、それを平然とやっているのはクールだと思った。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。
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