Reminiscence Vol.588

レニー・トリスターノ特集!

今回はレニー・トリスターノの「ニュー・トリスターノ」。
ソロ・ピアノの傑作と言われる1枚をレミニセンス。

<レニー・トリスターノ プロフィール>

1919年アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれのジャズピアニスト/作曲家。

10才頃に失明、盲学校で音楽に興味を持ち、10代中ばでピアニストとして活動。

その後ニューヨークに進出し、自身のトリオで活動する一方で音楽理論の研究に力を入れ、1951年には音楽学校を開校。
クール派として独自の音楽理論を打ち立てた鬼才。

千尋曰く!
「コードを多用した音楽、カッコイイですね。セロニアス・モンク、そしてトリスターノがコードの巨匠ではないでしょうか。

レニー・トリスターノのピアノは左手の執拗な短音のベースライン、これはあまりピアノではやることがないんです。オルガンでやることはありますがピアノでベースラインをやることは非常に珍しい。ストライドとかもうちょっとピアニスティックなことをしがちなんですけど、トリスターノにとって大事なのは"どうやってタイム感と遊ぶか"。すごいリズム感覚の持ち主なんです。」

♪オンエアリスト♪
Becoming
C Minor Complex
Scene and Variations