2011年に“膝の前十字靭帯”を断裂…丸山桂里奈“リハビリ生活”で後悔「絶対に良くなかった」

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。2月24日(土)の放送は、元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈(まるやま・かりな)さんをゲストに迎えて、お届けしました。


丸山桂里奈さん



1983年生まれ、東京都出身の丸山さん。サッカー女子日本代表・なでしこジャパンのメンバーとして、2011年の女子ワールドカップ優勝、2012年ロンドンオリンピックでの準優勝に大きく貢献。2016年の33歳で引退し、現在はタレントやサッカー解説者として、いろいろなメディアで活躍しています。

◆リハビリをサボった結果…

藤木:なでしこジャパンとして(丸山さんと一緒に)戦った安藤梢(あんどう・こずえ)選手、そして、(現在のなでしこジャパン常連メンバーの)猶本光(なおもと・ひかる)選手が、左膝の前十字靭帯損傷という残念なニュースがありました……。

丸山:それこそ先日、安藤選手とメールをしたんですけど「初めて膝の前十字靭帯を損傷した」と。私も2011年ぐらいに前十字靭帯を断裂したことがあるので、「あのときの大変さが今すごく分かる」と言っていました。私の膝は今ではちょっとつながっているんですけど、膝(の靭帯)が切れると、ずっと引きずりますね。

藤木:今もちょっとしかつながっていないんですか!?

丸山:手術はしていますけど、手術後もずっとサッカーをやっていたので、ちゃんと(くっついている)というよりは、ちょっとグラグラしているような感じです。(現役も)膝が限界で辞めたので。

藤木:現役引退された後でも、普段の生活で痛みや不便さみたいなことはありますか?

丸山:あります、正座がうまくできないんです。リハビリのときに膝を曲げたりする訓練があるんですけど、痛すぎて(リハビリが)できなかったんですよ(苦笑)。機械でリハビリをおこなうから、看護婦さんがいないときに足を外してサボっていたんです。そうしたら、曲がらなくなっちゃって……。正座ができなくなっちゃったから、絶対に良くなかったなと、今になって思います。なので、それを安藤選手に強く言いました。「リハビリはちゃんとやってね! 絶対に曲げたほうがいいよ!」って(笑)。

◆なでしこジャパンが勝利するために必要な要素は?

藤木:今のなでしこジャパンは、どんなチームですか?

丸山:よく選手にも話を聞くんですけど、池田太(いけだ・ふとし)監督は、性格が“お父さん”みたいな感じなので、たぶん佐々木則夫(ささき・のりお)監督みたいなタイプなのかなと。いろいろと話を聞いてくれて、アットホームな感じがあると言っていました。

藤木:なでしこジャパンが勝利するためにはどんなことが必要だと思いますか?

丸山:絶対に“日頃のおこない”です!

藤木:えっ!? 戦術面やそういうことではなく?

丸山:(なでしこジャパンも)もちろん1つのチームなんですけど、個人では、みんな別のチームにいるじゃないですか。だから、そこでの練習も大事ですけど、プライベートとか(練習以外のところで)日頃のおこないをちゃんとしていれば、運が傾くと思うので。例えば、「あいさつをする」「出されたものは残さない」とか……細かいですけど(笑)。

藤木:丸山さんが現役のときもやっていましたか?

丸山:私は、あいさつをされる前からデカい声であいさつをするタイプでしたし、なるべくご飯も残さないし、よく噛んで食べていました(笑)。

藤木:そのほうが消化しやすいですからね(笑)。“日頃のおこない”でいうと、大谷翔平選手(ロサンゼルス・ドジャース)もゴミを拾っていますもんね。

丸山:本当にそういうことが大事だと思います!

藤木:もちろん努力もいっぱいされていると思いますし、ライバルたちも努力しているでしょうけど、最後の最後にどこで決まるか、どちらに運が転がり込んでくるかと考えると“日頃のおこない”だと。

丸山:絶対にそうですね。


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2月24日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年3月3日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

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