昨年ソフトバンクから“戦力外通告”…森唯斗が新天地・横浜DeNAでの活躍を誓う「先発、中継ぎ問わず、どこでも投げます」

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。3月16日(土)の放送は、横浜DeNAベイスターズの森唯斗(もり・ゆいと)投手がゲスト出演。高見が本拠地である神奈川・横浜スタジアムを訪れ、森投手を取材した模様をお届けしました。


(左から)森唯斗投手、高見侑里



森投手は、1992年生まれ、徳島県出身の32歳。2013年のプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受けて入団すると、これまで日本代表・侍ジャパンの経験やプロ野球記録の7試合連続セーブ、さらに、2018年には最多セーブ投手のタイトルと日本シリーズ優秀選手賞を受賞するなど活躍。昨シーズン後に戦力外通告を受けましたが、昨年11月に新天地となる横浜DeNAベイスターズへの入団を発表しました。

◆新天地・DeNAで挑む!今シーズンにかける思い

高見:古巣の福岡ソフトバンクホークスでは、“守護神”として3年連続日本一の胴上げ投手、2018年の最多セーブ投手、同年の日本シリーズでは優秀選手賞を受賞するなど活躍してきたなかで、昨シーズンは先発を経験されましたよね?

森:そうですね。怪我などがあったことと、自分のなかで中継ぎに対してモヤモヤした感じがあり、“先発でも勝負したい”という思いもあったので、監督に(先発転向の)お願いをしました。

高見:森投手から志願したんですか?

森:そうですね。一昨年に初めて先発で登板したときに“楽しいな”と思えて。それで去年、思い切って「先発でいきたい」と伝えました。

高見:どういったところに楽しさを感じましたか?

森:中継ぎでは、勝ったまま控えのピッチャーに回さないといけない、(“抑え”で起用されれば)相手に追いつかれずに試合を終わらせないといけない、というのがあったんですけど、先発で投げたときに(整備後の)新しいマウンドに立ったのが、自分のなかでも久しぶりの感覚で“ちょっと楽しいな”と思えて。そこで中継ぎをあきらめて……ということではないですけど、先発で勝負したいと思うようになりました。

高見:マウンドに立ったときの気持ちが、リリーフと先発とでは違ったんですね。

森:そうですね、何だか新しい感覚でした。プロに入る前は先発もやっていましたけれども、また違う感覚を味わえたので、ぜひやりたいなと思いました。

高見:ベイスターズでも先発投手としてマウンドに立つ予定でしょうか?

森:今のところ「先発で」とは言われていますけれども、僕は「行ってくれ」と言われたところに行きたいですし、先発、中継ぎ問わず、どこでも投げます。

高見:先発投手として、ご自身の“武器”はどういったところにあると考えていらっしゃいますか?

森:中継ぎのときもそうですが、僕の場合、一番の持ち味はやっぱりコントロールだと思うので、“コントロールは誰にも負けないぞ”という気持ちでいます。


森唯斗投手



高見:キャンプについて、ソフトバンクとベイスターズで何か違いは感じましたか?

森:(ベイスターズは)ものすごく居心地が良いですし、本当にやりやすい環境を作っていただいたので、そこに関しては本当に感謝しています。とはいえ、ホークスにも良い面がありましたので、ホークスで良かったところを取り入れながら、ベイスターズの良いところもプラスしてやっていくことで、もっと自分の能力を上げられたらいいなと思っています。

高見:“居心地が良い”というのは、チームメイトの皆さんの空気感というところもあるのでしょうか?

森:そこが一番大きいです。僕の場合は上茶谷(大河)が盛り上げてくれましたし、ずっとキャッチボールの相手もしてくれたので、彼にはものすごく感謝していますね。

高見:その上茶谷選手ですが、森投手がベイスターズ入団される前におこなわれたファンフェスティバルで、森投手のモノマネをされて話題になっていましたね。

森:そうですね(笑)。今まで面識がなかったのですが、僕がベイスターズに入ることになって(チームに)なじめるようにしてくれたのかなと思っています。

高見:ちなみに、そのモノマネはリアルタイムでご覧になりましたか?

森:観ていないですけど、ネットにいろいろ(動画が)あげられていて(笑)。でも正直、面白かったので感謝しています。あれがあったので、今(チームに)いやすいのかなと思っています。

高見:上茶谷選手のモノマネは何点くらいでしたか?

森:もう100点です、ちょっと誇張しすぎですけどね(笑)。でも、本当にありがたかったですね。

高見:最後に、今シーズンにかける意気込みを聞かせてください。

森:ベイスターズに拾ってもらって“(今シーズンは)本当にやるしかない!”と思っているので、1年間しっかりローテ(先発ローテーション)を守って、少しでもチームの優勝に貢献できるように、そして(ファンの)皆さんと優勝できるように、死ぬ気で腕を振ります! 応援よろしくお願いします!

次回の放送は3月23日(土)です。

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3月16日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年3月24日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

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