気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で
紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF)
「ナ」の付くアーティスト2回目です。

↑ マーチンD-35(1965年)バックが3ピースです。
『1910フルーツガム・カンパニー(1910 Fruitgum Company)』
★1967年、アメリカ・ニュージャージーで結成された
バブルガム・ポップ・バンド。
バブルガム・ポップは「レモン・パイパーズ」「アーチーズ」
「オハイオ・エクスプレス」「モンキーズ」「オズモンズ」などの
活躍で次々とヒット曲が誕生しましたが、
その筆頭がこの「1910フルーツガム・カンパニー」。
♪サイモン・セッズ(Simon Says)
*1968年・全米チャート4位を記録。
♪トレイン(The Train)
*1969年・全米57位(日本では大ヒット!)
『ナザレス(Nazareth)』
★1968年、スコットランドで結成されたハードロックバンド。
デビュー当時「ディープ・パープル」の前座をつとめた際、
ロジャー・グローヴァーに実力を認められ、
アルバムをプロデュースしてもらったナザレス。
1975年、エヴァリー・ブラザーズの「ラヴ・ハーツ」をカヴァーした
シングル曲が全米シングルチャート8位を記録する大ヒット!
♪ラヴ・ハーツ(Love Hurts)
★結成して今年で48年のナザレス。現在も活動中です。
『ナタリー・コール(Natalie Cole)』
★1950年2月6日、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。
偉大なる父親ナット・キング・コールの娘として
子供の頃から歌手として活動。
1975年、本格的なレコードデビュー。
♪ジス・ウィル・ビー(This Will Be)
*1975年・全米6位のデビューシングル曲。
*翌年のグラミー賞で「最優秀新人賞」
「最優秀R&B女性歌手賞」を受賞。
★1976年、第5回東京音楽祭のため初来日。
音楽祭のためエントリーしたナンバーで見事グランプリを受賞。
♪ミスター・メロディ(Mr.Melody)
*1976年・全米チャートでは49位。
★1980年代に入ると、ヒットにも恵まれずレコードセールスも
大きく落ち込み、荒れた生活を送るようになり音楽活動も
休止状態におちいりますが、
1988年ブルース・スプリングスティーンの曲をカバーした
「ピンク・キャデラック」が全米5位の大ヒットし見事、復活。
1991年、偉大なる父親ナット・キング・コールのカバーアルバム
『アンフォゲッタブル』では夢のデュエットも話題になり
世界的な大ヒットとなりました。
♪アンフォゲッタブル
*1991年・全米シングルチャートでは14位でしたが、
アルバムチャートではジャズ・アルバムとして
5週連続の1位という異例の大ヒットを記録
*亡き父が歌った音源とのオーバーダブによる共演。
*グラミー賞「最優秀楽曲賞」、
アルバムが「最優秀アルバム賞」を受賞。
★ナタリー・コールは昨年末(2015年12月31日)心臓疾患などのため65歳という若さで亡くなっています。
『ナット・キング・コール(Nat King Cole)』
★1919年3月17日、アラバマ州モンゴメリー生まれ。
1930年代、ピアニストとして音楽活動をスタート。
しかし、天性の艶のある声・ボーカルのうまさを買われて
歌手としての活動を本格的に始め、1950年代以降は
ジャズからポピュラーミュージックに幅を広げ、
テレビなどにも出演し大人気を博しています。
♪スターダスト(Stardust)
*1957年リリース。
♪ラヴ(L-O-V-E)(multi-lingual version)
*1964年の生前、最後の大ヒットとなった曲。
今回は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、
イタリア語、日本語によるマルチリンガル・バージョンで
お送りしました。
★ナット・キング・コールは1966年2月15日、肺ガンのため45歳という若さで亡くなっています。