『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第134回

気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で 紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF) 今回は「ハ」の付くアーティスト2回目!


↑ 先週のゲスト「コアラモード.」のセッティング中、
小幡さんのキーボードをコッソリ弾いていたので
コッソリ撮ってしまいました。

『バーズ(The Byrds)』
★1964年、ロサンゼルスで「ロジャー・マッギン」
「ジーン・クラーク」「デヴィッド・クロスビー」が中心に結成。
すぐに、ベーシストの「クリス・ヒルマン」と
ドラムの「マイケル・クラーク」が参加し5人組としてスタート。
当時、隆盛を極めたフォークミュージックに ビーチ・ボーイズや
ビートルズといった人気急上昇のロックを合体。
≪フォーク・ロック・グループ≫のパイオニアとして、
1965年、ボブ・ディランが作った曲でデビュー。
  ♪ミスター・タンブリン・マン(Mr.Tambourine Man)
  *1965年・全米ナンバーワン。
  *この曲の演奏にはロジャー・マッギン以外のメンバーは
   参加していません。ロジャー以外の演奏メンバーは
   1960年代~70年代中頃までのポップソングを支えた
   裏方集団:レッキング・クルーのハル・ブレイン(Ds)、
   ジェリー・コール(G)、ラリー・ネクテル(B)でした。
★「ロジャー・マッギン」といえば12弦ギターですが、
ビートルズの映画『A Hard Day's Night』の冒頭で
ジョージ・ハリスンが弾くリッケンバッカーの12弦ギターに衝撃を受け、
愛用の12弦のアコースティックギターと5弦バンジョーを売り払い、
ジョージが映画で弾いてたリッケンバッカーの
セミアコースティックギターを購入したそうです。
★バーズは1965年の1stアルバム『ミスター・タンブリン・マン』に続いて、
2枚目のアルバム『ターン・ターン・ターン』を発表。
その中からのシングルも全米ナンバーワンを獲得しました。
  ♪ターン・ターン・ターン(Turn! Turn! Turn!)
  *1965年・全米1位。
★1966年、ジーン・クラークの脱退を皮切りに
ロジャー・マッギンへの不満と共に、次々メンバーが脱退。
1969年以降、オリジナルメンバーはロジャー・マッギン1人に。
そして1973年グループは解散。

『バッキンガムズ(The Buckinghams)』
★1966年、アメリカ・イリノイ州シカゴで結成された男性5人組のポップロックバンド。
バンド名は、シカゴのランドマーク「Buckingham Fountain」に由来。
    ⇒バッキンガム・ファウンテン=「バッキンガム噴水」 
この「バッキンガムズ」のプロデューサーは【シカゴ】の育ての親、
ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ。
彼が最初にプロデュースして、
ホーン・セクションをロックに取り入れたグループが「バッキンガムズ」。
  ♪カインド・オブ・ア・ドラッグ(Kind Of A Drag)
  *1967年・全米1位。
  *ホーン・セクションを強調したブラスロックの元祖ともいうべき曲。
★1960年代に活躍した「バッキンガムズ」ですが、
今も現役で頑張っています。

『バックストリート・ボーイズ(Backstreet Boys)』
★1992年、フロリダ州オーランドで結成された5人組のボーイズグループ。
グループ名は、オーランドで人気のあったフリーマーケット
「バックストリート・マーケット」に由来。
1995年のデビュー当初は、本国アメリカでは人気が出ず
ヨーロッパや日本でのプロモーションに力を入れます。
その後、ヨーロッパ&日本では、すでに発表されていた
1stアルバム、2ndアルバムを2枚組にしてリリースすると
爆発的な大ヒットを記録。
アメリカでも大ヒットシングルが誕生しました。
  ♪クイット・プレイング・ゲームズ(Quit Playing Games)
  *1997年・全米2位を記録。
★1997年のアメリカ盤デビューアルバム
『バックストリート・ボーイズ』からの初ヒットシングルに続き、
同アルバムからシングルカットされた曲も翌1998年大ヒット。
※ヨーロッパ&アジア圏では、2枚目のアルバムとなる
 『バックストリーツ・バック』からのシングル曲
  ♪君が僕を愛するかぎり(As Long As You Love Me)
  *1998年・全米4位まで上昇。
★本国アメリカでも大人気になったバックストリート・ボーイズ。
99年リリースの3rdアルバム『ミレニアム(Millennium)』からの
先行シングルは世界的な大ヒット!
  ♪アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ(I Want It That Way)
  *1999年・全米シングルチャート6位でしたが、
   ラジオ局にはリクエストが殺到し
   アダルト・コンテンポラリーチャートでは14週間1位を記録。
  *ヨーロッパをはじめ、世界25ヶ国でシングルチャート1位を獲得。
  *この曲が収録されたアルバム『ミレニアム』は
   全米チャートでも1位を獲得。
   全米で1300万枚、日本でも150万枚、全世界で3500万枚のセールスを記録。

『バックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(Bachman-Turner Overdrive)』
★1972年、カナダ・バンクーバーで結成された男性4人組のロックバンド。
「ゲス・フー」のギタリスト「ランディ・バックマン」が
グループ脱退後に作ったグループ。
メンバーはランディの弟たち「ロビー」と「ティム・バックマン」
+「C.F.ターナー」の4人。
ゲス・フーを踏襲する豪快なカナディアン・ロックのバンド。
1974年発表の3rdアルバム『ノット・フラジャイル(Not Fragile)』から
全米ナンバーワンヒットが誕生。
  ♪恋のめまい(You Ain't Seen Nothing Yet)
  *1974年・全米1位。
★1980年代にはバンド名を「B.T.O.」と改名して活動しています。