気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で
紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF)
今回は「ヒ」の付くアーティスト10回目。
↑ ↑ 68年製のMARTIN D-45 です。
「ヒ」で始まるアーティスト10回目となる今回からビートルズに突入です!
彼らのオリジナルアルバムごとに紹介していきます。
ビートルズの1回目は『プリーズ・プリーズ・ミー』です。
『ビートルズ(The Beatles)』
★1957年、イギリス・リヴァプールで「クオリーメン」結成。
1960年「ザ・ビートルズ」と改名。
1962年10月レコードデビュー。
1962年10月5日にイギリスにてデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」を発売(全英17位)
1963年1月11日にイギリスでの2枚目のシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」を発売。
これは全英チャート1位を記録。この曲のヒットにより英国で一躍人気グループに!
★メンバーは、ジョン・レノン(1940年10/9生まれ)、
ポール・マッカートニー(1942年6/18生まれ)、
ジョージ・ハリスン(1943年2/24生まれ)、
リンゴ・スター(1940年7/7生まれ)
★本国イギリスで1963年3月22日に発売された記念すべきデビューアルバム
『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』。
デビューシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」が17位、
2ndシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」が全英チャートで1位を獲得し、
すでに売れっ子のビートルズ。
初の全英ツアー中、約10時間で録音されたのが『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』。
収録曲は、すでに発売済みの2枚のシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」(B面「P.S.アイ・ラヴ・ユー」)と
「プリーズ・プリーズ・ミー」(B面「アスク・ミー・ホワイ」)の4曲にプラス、
オリジナル4曲とカバー6曲。
とにかく、録音時間が短いのでほとんどの曲が≪一発録り≫。
(ダビングされたのはジョンのハーモニカ、ジョージ・マーティンのピアノ、手拍子など)
♪アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア(I Saw Her Standing There)
*アメリカでは、1964年「抱きしめたい」のB面としてシングルリリース。
最高14位記録。
♪ミズリー(Misery)
*1963年2月、当時のアイドルシンガー【ヘレン・シャピロ】
(代表曲「子供じゃないの」「悲しき片想い」)のために
ジョンとポールが作った曲で、いわゆるセルフカバー。
*ピアノはジョージ・マーティン。 ボーカルはジョンとポールのユニゾン。
♪アンナ(Anna(Go To Him)
*アメリカのR&Bアーティスト【アーサー・アレキサンダー】(1962年・全米68位)のカバー。
*リードボーカルはジョン。
♪チェインズ(Chains)
*ジェリー・ゴフィン と キャロル・キングによる黄金コンビによる作品。
オリジナルは女性R&Bグループの【クッキーズ】。
*ジョージ・ハリスンがリードボーカル、コーラスはジョンとポール。
♪ボーイズ(Boys)
*リンゴがリードボーカル。
のちに、ライヴではリンゴのおなじみのレパートリーとなっています。
*オリジナルは【シュレルズ】。
♪アスク・ミー・ホワイ(Ask Me Why)
*ジョンがデビュー前に作った曲。
デビュー前、西ドイツ・ハンブルグでライブハウス活動をしたいた頃から
演奏していた曲。
*2ndシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」のB面として発表されていました。
♪プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)
*1963年、アルバムリリース前に全英で初の1位を獲得した曲。
全米では1964年に3位を記録。
*ジョンの作品で、最初はスローバージョンだったものを
プロデューサーのジョージ・マーティンが
「もっとテンポを上げようよ」と言ったことで録音し直したそうです。
♪ラヴ・ミー・ドゥ(Love Me Do)
*1962年10月5日、イギリスのパーロフォン・レーベルから
リリースされたデビューシングル。
全英では17位、全米では1964年に1位を記録。
*このバージョンでは、ドラムはセッションドラマーのアンディ・ホワイト。
リンゴはタンバリンを叩いています。
♪P.S.アイ・ラヴ・ユー(P.S.I Love You)
*全米では「ラヴ・ミー・ドゥ」のB面にかかわらず1964年10位まで上昇。
*この曲もドラムはセッションドラマーのアンディ・ホワイト。
リンゴはマラカスを演奏。
♪ベイビー・イッツ・ユー(Baby It's You)
*【シュレルズ】のカバー(バート・バカラックの曲)
*リードボーカルはジョン。
♪ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット(Do You Want To Know A Secret)
*ジョンが “ディズニーアニメ” をイメージして作った曲。
*リードボーカルはジョージ。
♪蜜の味(A Taste Of Honey)
*同名の映画から、のちにスタンダードナンバーになった曲のカバー。
*リードボーカルはポール(アルバム内、唯一のポールのダブルトラック)
♪ゼアズ・ア・プレイス(There's A Place)
*ジョンの作品で、リードボーカルはジョン。
♪ツイスト・アンド・シャウト(Twist And Shout)
*1962年に【アイズレー・ブラザーズ】が放ったヒット曲のカバー。
*10時間で10曲録音という中で、最後に録られた曲。
メンバー全員、疲労困憊で、特にジョンは喉の痛みがひどく、
のちのインタビューでもジョンは「ただ歌詞を叫んでいただけ」と語っています。
●次回のSYDFはビートルズのオリジナルアルバム
『ウィズ・ザ・ビートルズ(With The Beatles)』特集です。
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次の更新はネット局すべてのOA終了後
3月19日(月)21時以降となります。
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