『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第176回

気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で 紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF) 今回は「フ」の付くアーティスト4回目。


↑ ↑ 花粉症の季節です。マスクは外せません!

『ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)』
★1973年4月5日、アメリカ・バージニア州生まれの
男性プロデューサーで歌手、ファッションデザイナー。
ミュージシャンとしては【ザ・ネプチューンズ】や【N*E*R*D】に参加。
2006年にソロデビュー。
そして、2013年公開のアニメ映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』の
サントラからシングルカットされた「ハッピー」が、
アメリカをはじめ世界19ヶ国でナンバーワン。
売り上げも全世界で1000万枚以上のセールスを記録。
  ♪ハッピー(Happy)
   *2014年・全米1位(10週間連続)
   *イギリス&アメリカの年間シングル・チャートで1位を獲得。

『フィフス・ディメンション(The 5th Dimension)』
★1966年、カリフォルニア州ロサンゼルスで結成された女性2人、
男性3人からなる黒人コーラスグループ。
デビュー当初は【フォー・トップス】風のR&Bを目指していましたが、
全くの不発。そこで、路線変更!
“黒いママス&パパス”として、コーラス重視、さわやかなハーモニーを
前面に押し出すことに。
そして1967年、TWA(トランス・ワールド航空)のCMソングとして作られた曲が
彼らにとって初の全米トップテンヒット(全米7位)を記録しています。
  ♪ビートでジャンプ(Up-Up And Away)
   *グラミー賞「最優秀レコード賞(Record of the Year)」を受賞。
★この「ビートでジャンプ」のヒットをキッカケに人気も上昇、
次々にヒットを放ちます。
そして1969年、彼らにとって初の全米ナンバーワンが生まれます。
  ♪輝く星座(アクエリアス)(Aquarius/Let The Sunshine In)
   *大ヒットしていたミュージカル『ヘアー』の挿入歌にもなり、
    グラミー賞「最優秀レコード賞」
    「最優秀ポップボーカルグループ賞」を受賞。
  ♪ウェディング・ベル・ブルース(Wedding Bell Blues)
   *1969年、彼らにとって2曲目となる全米1位を獲得。
   *ローラ・ニーロの作品。
★この後、リードボーカルを務める“マリリン・マックー”と
“ビリー・デイビス・ジュニア”が結婚。【フィフス・ディメンション】と同時に
【マリリン・マックー&ビリー・デイビス・ジュニア】としてデュエットデビュー。
シングル「星空の二人(You Don't Have To Be A Star)」を全米1位に送り込んでいます。

『フィル・コリンズ(Phil Collins)』
★1951年1月30日、イギリス・ロンドン生まれ(68歳)
本名「フィリップ・デヴィッド・チャールズ・フィル・コリンズ」。
ビデオや写真で見ると大きく見えますが、身長168センチなんだそうです。
母親が芸能関係の仕事をしていたこともあって、
5歳の時から子役として演劇・TVなどに出演。
映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!(A Hard Day's Night)』(1964)にも
ビートルズが演奏するTV番組の公開放送で、
観客役のエキストラとして出演しています。

その後1970年、プログレッシブ・ロック・グループ【ジェネシス】の
ドラマーとして参加。
グループの中心人物でリードボーカリストだった
“ピーター・ガブリエル”脱退後はドラムだけではなく、
リードボーカルも担当。
そして1981年、【ジェネシス】と平行してソロ活動もスタート。
ソロデビューアルバム『夜の囁き』(全英1位)に続く
2ndアルバム『フィル・コリンズ2:心の扉(Hello,I Must Be Going!)』(1982)から、
1966年にダイアナ・ロス率いる【Supremes】が全米ナンバーワンにした
曲のカバーをシングルカット。
それまでのプログレッシブ・ロック・グループ【ジェネシス】のボーカリスト
というイメージを打ち破り、多くの音楽ファンに受け入れられています。
  ♪恋はあせらず(You Can't Hurry Love)
   *1983年・全米10位(全英1位)
★この「恋はあせらず」のヒットで一気に人気を博したフィル・コリンズ。
これを契機にすべてが大当たり。
まずは1984年映画『カリブの熱い夜』の主題歌を担当。
フィル・コリンズが作って歌った主題歌は彼にとって初の全米1位を記録。
  ♪見つめて欲しい(Against All Odds)
   *1984年・全米1位。
   *グラミー賞「最優秀男性ポップボーカル賞」を受賞。
★当時はロックだけではなく、ソウル、ポップスなど、
ジャンル関係なく曲を書いて歌も歌い、ドラムも叩く
マルチなプロデューサーとして引っ張りだことなったフィル・コリンズ。
そんなマルチな彼が全面協力して、大ヒットした代表的な曲が・・・
  ♪イージー・ラヴァー(Easy Lover)
   /フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズ
   *1985年・全米2位(全英1位)
   *【EW&F】のファルセットでおなじみのリードシンガー
    “フィリップ・ベイリー”の2ndアルバム『チャイニーズ・ウォール』
    (1984)からの1stシングル。

※次回のSYDFは、フィル・コリンズの続きからスタートします。
:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:
次の更新はネット局すべてのOA終了後
2019年3月18日(月)21時以降となります。
:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+:+: