初めてライヴハウスで演奏したのは16歳

『ムッシュかまやつKeep on Running~愉快にやろうぜ!“シ・ク・ヨ・ロ”アンソロジー』#20




2008年9月放送より

「僕が初めてライヴハウスに行ったのは14、5歳(1954年頃)じゃないかな。当時、銀座にあった<テネシー>で<南里文雄とホット・ペッパーズ>や<北村英治クインテット><バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ>なんかを見ました。そこではカントリーやハワイアン、ジャズのバンドが演奏していたんだよ」


「初めてライヴハウスで演奏したのは16歳ぐらいです。<小坂一也とワゴン・マスターズ>に入った僕は、彼らと神戸の<コペン>や大阪の<金馬車>など、全国各地のジャズ喫茶、今でいうライヴハウスに出演しました」


「定かじゃないけど、ライブハウスと呼ぶようになったのは1970年代以降じゃないかなあ」


「ライブハウスでライブをやる時、当日でもひっちゃきになってリハーサルをやる奴もいるけど、僕はほとんどやりません(笑)本番勝負です。だってリハでやるとその時点で満足しちゃうから、本番で余計なことをやっちゃうんだよ。それが大失敗のモトになる(笑)。当日じゃないければいいんだけれど、まっ、ネタは温存して本番に臨む方が僕は好きなんです」


「ライブハウスの照明は地明かりが一番好き。赤だの黒だの白だの変えられると気が散っちゃうんだ。そういえば、この間、ドラマーの沼澤(尚)さんとRISING SUNでやった時も地明かりでした。実は当初、キャンドルの灯りによる演出が予定されていたんだけれど急遽、出来なくなったということで、ふたりで話し合った結果、モノクロの世界から始めることにしてね。ドーンと沈んでいるところで良いグルーヴが生まれ、盛り上がったら最高でしょ。俺は結構、気に入っているけど、沼澤さんがどう感じているかは知りません(笑)」


「この間、横浜にあるライヴハウス<THUMBS UP>でやった時、4つのバンドが出て、俺、全部、飛び入りしました(笑)。それぞれ、音楽性が違うから大変なんだけれど凄く楽しめたね。30分ごとに違うバンドに出ているからまるで旅行者みたいな気分でさ。いろんなバンドと共演すると発見もあって勉強しながら楽しんでいるって感じ。それもまた最高!」


*次回は8月19日(月)7時頃更新!


↓ムッシュかまやつ氏のプロフィール&活動記録などはこちらをご覧ください↓