フランスはカフェから文化が生まれたじゃない?

『ムッシュかまやつKeep on Running~愉快にやろうぜ!“シ・ク・ヨ・ロ”アンソロジー』#25




2008年4月放送より


「フランスはカフェから文化が生まれたじゃない? 例えば、その昔はサン=ジェルマン=デ=プレのカフェに夢を持っている人たちが集まり、コーヒーを飲みながらいろんな話をしていたんだよね。政治のことだったり、音楽や絵画、ファッションの話なんかで盛り上がる。そういうのが根っから好きなんだろうし、そういう所から吐出した人が出てくるわけよ。サルトルとかボーヴォワールとか。だから、俺、初めてパリに行った時、真っ先にサン=ジェルマン=デ=プレに行ったよ。そして、ハァ、こうだったんだって納得したんだ(笑)」


「数年前に小山田圭吾さんとフランスに行った時、最新のカフェ・ミュージックが流れているところに連れて行ってもらったことがあります。他の土地から来ているような人ばかりが集まっている町で、そこもカフェ文化なの。ただ、僕が行った時は、そろそろカフェが“クラブ”に変わっていくような時だったんだよね。多分、小山田さんはパリの“クラブ”を僕に紹介したかったのかもしれないね。そこでは、コーヒーを飲んでいる奴もいたけど、ほとんどの人がワインやビールを飲んでいた。だから、今のクラブは昔のカフェみたいな存在といっていいのかも。だって、最近のカフェというか喫茶店は、打ち合わせに使うイメージになっちゃったじゃない? 」


「まあ、俺の場合、カフェに行ってもお茶ではなく“ビールかワイン、グラシャン(グラス・シャンパン)お願いします”とか言っちゃうんで(笑)。だってさ、アルコールがちょっと入らないと俺の中からはなんの文化も生まれてこないんですよ、ごめんね~」

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