住吉美紀「突然亡くなった父…」“人生はいつまであるかわからない”と教えてくれた父親への思いを語る

お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」(毎週土曜 17:00~17:55)。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。

3月4日(土)放送のお客様は、フリーアナウンサーの住吉美紀さん。TOKYO FMの朝のワイド番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜9:00~11:00)のパーソナリティをつとめる住吉さんが、これまでの人生で感じた一番のエウレカ(発見・気付き)を語りました。


住吉美紀さん



1973年生まれ、神奈川県出身の住吉さん。小学校時代はアメリカのシアトル、高校時代はカナダのバンクーバーで暮らし、英語と日本語両方の文化で育ちます。帰国後、国際基督教大学(ICU)を卒業。1996年、アナウンサーとしてNHKに入局。「プロフェッショナル 仕事の流儀」のキャスター、「第58回NHK紅白歌合戦」の総合司会などをつとめました。

2011年からフリーアナウンサーとして活動をスタートし、翌年からはTOKYO FMの朝のワイド番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜9:00~11:00)のパーソナリティを担当。番組は、この春で12年目に突入しました。


TOKYO FMのラジオ番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」3月4日(土)放送のゲスト:住吉美紀さん



◆“人生で大切なこと”を気付かせてくれた父への思い

川島:住吉さんがこれまでの人生で感じた一番のエウレカ(発見・気付き)を挙げるとすれば何でしょうか?

住吉:私は、父の影響をけっこう受けてきたんです。どちらかというと、母よりも父に中身が似ているなと思い、それを意識して生きているところもあるんです。父は、私が25歳のときに突然、事故で亡くなったんですよ。

川島:まだ若いですよね。

住吉:お父さんは元気だったし、まだいっぱい話せると思っていたのに突然亡くなってしまった。そのショックはものすごく大きかったのですが、時間が少し経つと、「お父さんは、“人生はいつまであるかわからない”と教えてくれたものかも……」と思えるようになったんです。

やるべきことや、やりたいことは、できるうちにやらなきゃいけない。あとは、楽しんでいないと、急にお別れになってしまったときに、周りの家族が悲しむだろうなと思うんです。

川島:「あの人は、あれがやりたかったんだろうな」と。

住吉:当時、父は会社から独立してカナダに住んでいて、晩年は仕事をしつつも、大好きなヨットを楽しむ時間を作ったり、大好きなカラオケをしたり、母とゴルフに頻繁に行ったりしていたんです。“好きなことを毎日ちゃんとやって、楽しく生きていたんだな”ってことが、突然の別れが来たとき、自分にとって、すごく救いになったんです。

その経験がきっかけとなり、自分も楽しく、自分がやりたいと思うことを悔いのないように、有限の人生を生きないといけないと強く思うようになりました。「私はこうしたいです」「私はこれを選びます」ということを、優先順位をつけて行動しようと思わせてくれたのが父です。

川島:最後の教育になったのでしょうね。

▶▶毎週土曜の55分間だけ営業する旅行会社EDC(=Eureka Drive Corporation)の社員たちが担当するPodcast番組(AuDeeSpotify)も配信中です。

<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/

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