放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」。2月12日(日)の放送では、ジャニーズの4人組ユニット・ふぉ~ゆ~から辰巳雄大さんが登場。ここでは、ふぉ~ゆ~の先輩・生田斗真さんとの熱いエピソードを語ってくれました。
◆ジャニーズの“新たな形”を示した人物
高須:(全世界デビューを果たした)Travis Japanもさ、不安を抱えて海外に行ったと思うのよ。“こういう展開があったんや!”って思ったね。
辰巳:ジャニーズって“デビュー”という王道はあるんですけど、グループごとにいろいろな進み方があるんですよね。
高須:たしかに。ジャニーズならではの不思議なしきたりよね。
辰巳:ジャニーズJr.の頃って、デビューを目指しているけど“デビューできないかも”と思う瞬間って、やっぱりあるんですよ。僕らにもあったんで。そういう子たちの不安を少しでも取り除けるグループでいたいですね。
高須:もうなってるよ!
辰巳:本当ですか? ちなみに、僕の不安を少し取り除いてくれたのは、生田斗真くんなんです。CDデビューをしていないのに1人で(メディアに)たくさん出て。
高須:そういうことか!
辰巳:彼がメジャーになっていくタイミングで、ずっと一緒にいさせてもらいましたね。
高須:どんな話をしたの?
辰巳:とにかく熱かったです。当時、僕たちはバックしかやれていなくて、(ジャニーズ以外の)他の役者さんが出るような舞台とかも(仕事が)なかったんですけど、斗真くんは常に1人で表舞台に出ていたので、「外は広いぞ。いろんな考え方がある」っていうことを教えてくれました。
あと、斗真くんが「情熱大陸」(TBS系)に出たときに「後輩の新しい道しるべになる道を作ってあげたいんですよね」とポロッと言っていたんですよ。だから、すぐに「斗真くんは、とっくに俺らの道しるべになっているよ」ってメールをしたら、「あれは、ふぉ~ゆ~4人のことを思って言ったんだよ」って言ってくれて。
高須:すげえなぁ!
辰巳:“こんな先輩になりたい!”と思いましたね。
◆見守ってくれている存在を実感した
高須:夢を持っているけどなかなかデビューができないと、ゆっくりと心が折れていくときがあるんよね。
辰巳:そうですね。(折れるのは)だいたい高校、大学を卒業するとき。20歳になるとき。
高須:何かしらの新しい門出のとき、“周りと比べて俺は大丈夫か?”という不安がよぎってくるんやろな。
辰巳:今だとまた形が違ってくると思うんですけど、僕らの頃で言うと、当時のジャニーズの18歳って、脂が乗りきっているような時期なので、そこで何もないと“辞めなくちゃいけないのかな”って思っちゃいますね。でも、その経験があったからこそ、良かったと思うこともいっぱいあります。
当時、先輩が僕らを勇気づけようとして、「見ている人は見ているからね」と言ってくれていたんですけど、(その言葉が)どうしても受け入れられなくて。“マイクすら持っていない僕らを見てくれる人なんていない”と思いましたし、仕事をくれるプロデューサーも“僕らのことを気にしていない”って、ちょっとひねくれちゃっていたんですよ。
だけど、ふぉ~ゆ~で仕事ができるようになって、ちょっとずつテレビに出たりしたときに、その当時、一番近くにいた現場や舞台のスタッフさんが「やっとテレビで一緒になれたね!」って言ってくれたんですね。そのときに、これが“見ている人は見ている”ってことなのか、と思いました。
高須:そうなんよね。
<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:
https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/