第397回 小林麻利子さん①

今週からのゲストは、眠りとお風呂の専門家で、公認心理士の小林麻利子さん。

https://ameblo.jp/mariko-kobayashi/

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小林さんは、京都府出身。

睡眠に課題を抱える人に、科学的根拠のある最新データや研究を元に、

睡眠や入浴をはじめとしたマンツーマン指導をされ、3,750名以上の悩みを解決!


2012年には、スリープライブ睡眠研究所を設立し、睡眠改善事業のコンサルティングや、

睡眠専門家の育成にも力をそそぎ、テレビや雑誌などでも活躍されていらっしゃいます。

小林「一週間のうち、湯船に浸かる回数が多ければ多いほど、
   不安やストレス度は低く、睡眠の質も高いという研究報告があります。
   かつ、平日の湯船に浸かる頻度が高いほうが、眠りの質がよかった、という報告もあります。
   お風呂と睡眠は、ワンセット!ということで、とても重要な関係性です。
   正しく入浴することが大切でして、40℃のお風呂に15分浸かる事で、

   その後の深い眠りの中でも、ステージ3とか4という深い、

   徐は睡眠が増えたという研究もあります。」

入浴の文化も根付いているにも関わらず、
最近では、睡眠時間、睡眠の質、ともに世界最低レベルといわれる日本人。

そんな日本を、”良い眠りの国 NO.1” にしたいと、おっしゃる小林さんの
最新著書「わたしと向き合う1日10分のお風呂習慣  小林式 マインドフルネス入浴法」が、

エムディエヌコーポレーションより発売中です。

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小林「マインドフルネスって聞いた事あるという方も多いと思いますが…胡散臭くないです(笑)

   私自身、科学的エビデンスをものすごく重要に考えています。

   マインドフルネスは、世界各国で心理学の中でも、研究報告が多数ある、

   エビデンスが蓄積された、心理医療法です。お風呂の中でマインドフルネスを実践して、

   自分自身を見つめ直して心を穏やかにしていただきたいです。」

1日10分でできるという、その方法は…
① 『整う4分間』 = 置かれた状況や、自分の行動を否定せずに認め、

          目の前にあるたった1つのこと、"呼吸" だけに意識を向ける時間。

          鼻から空気が入り、口から空気が抜けていく、、、

          何かが頭によぎっても否定せず、また呼吸に意識を向ける、の繰り返し。
② 『想う5分間』 = 瞑想の想う。気分次第で、日々の課題の対策について想う時間。
③ 『結ぶ1分間』 = 自分に戻る時間。


小林「日常で怒りを感じた時は、難しいかもしれませんが、客観的に自分を見つめると冷静になれます。
   もし、怒りと同時に言葉が出そうな時は、心だけ怒りを自覚するのは難しいので、

   右手と左手を目の前に出して 『あぁ!!ストレス状態だ!』と声に出してください。

   他の言葉が出る前に、行動するのが大事です。
   もしお仕事中などで声が出せない時は、足をちょっと叩く、頬を触る、とか何か反応してください。
   まずは、自分が怒りを感じている、と自覚をしてみてください。」

自覚する行動を起こした後は、
怒りを増幅させる アドレナリン=攻撃ホルモン を下げるために、呼吸法法を行うと良いそう。

小林「1度鼻から空気を吸って、長く息を吐きながら『リラックス』と声に出して、

   息を吐き切って、4秒、息を止めていきます。
   やってみましょう。リラーーーーックスゥゥ ... 1、2、3、4... 。
   イライラした時は、大きな声の方が良いので、場所を変えて思いっきりやってください。
   吐く息が長くなればなるほど、心臓の鼓動と共鳴して、呼吸が遅くなりますので
   交感神経が低下して、リラックスの状態になっていきます。
   1度でもやっていただいて、少しでも楽になってください。」


来週も、小林さんにお話伺います。
お楽しみに!

M.  Deep Blue Dream  / Yola