第417回 大山加奈さん①

今週からのゲストは、元バレーボール日本代表の、大山加奈さん。

https://www.instagram.com/kanaoyama0619/

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大山さんは、1984年生まれ、東京都のご出身。

小中高、すべての年代で全国制覇を経験され、2001年には全日本代表に初選出。
同期の栗原恵さんとともに、19才コンビ 『メグカナ』 としても注目を浴び、
2004年にはアテネオリンピックにも出場されました。

学校6年生でアトランタオリンピックを見て、
オリンピック出場の夢を抱いていたという大山さん。
アテネオリンピックへの出場は、夢が叶った瞬間でした。

「初戦、入場してコートの景色を見た時にすごく感動して、
 ジワーっと涙が溢れてきましたね。
 世界選手権やW杯は、自分たちのために戦うという意識だったんですが、
 オリンピックは、やっぱり違いましたね。

 日本を背負って戦う、と感じましたし、

 当時女子バレーの人気が高い時期だったので、すごくプレッシャーも感じました。」

他にも、春の高校バレー 全日本バレーボール高等学校選手権大会、

通称『春高バレー』も、大山さんの思い出深い大会の1つです。

高校2年の時に優勝した時の試合は、対戦校のエースは栗原恵さん。
念願の試合であり、ゾーンに入っていた感覚も!

”一生試合が終わらないでほしい” と思えた、唯一の試合だったそう。

そして、2010年6月には現役を引退。
引退の大きな理由は、小学生のころから悩まされた”腰の痛み”でした。

(引退についての)相談は、なかなかできなかったですよね。
 20歳でオリンピックに出て、26歳で引退したんですけど、

 引退までの数年は、ほぼまとものプレーできていませんでした。

 そんな中でも、サポートしてくれるチーム、復帰を待ってくれているファンの方々がいて

 『この人たちを裏切ってしまうのではないか』と考えたり。
 1番は、家族ですね。私を応援するのが何より楽しみだった家族なので

 その楽しみを奪ってしまう申し訳なさ、もありました。
 本当に誰にも引退のことは言えず…でも、やっぱり、と苦しくなって両親に相談したら

 『カナは自慢の娘だよ。胸張って帰っておいで』と言ってくれて、引退を決意しました。」

現役から4年後には、退社されて

現在は、公演活動やバレーボール教室、メディア出演など、多方面でご活躍です。

2015年に結婚、2021年に双子の女の子を出産されました。
不妊治療についても公表され、
共感や悩み相談など、反響が大きかったそう。

「ここまでの育児は、常に手が足りなくて、すごく大変でした。

 子供は本当に可愛くて愛おしいんですけど、双子ということで外出が困難だったり、
 やりたいことができない辛さも感じてきました。
 でも娘たちも、2歳半になりました!

 会話が出来るようになって、すごく楽になってきました。

 2人で遊んでくれる時間がすごく増えて、落ち着いてきたかな、と感じているところです。

来週も、大山さんにお話伺います。
お楽しみに!


OA楽曲: Get Myself Back  / 
安室奈美恵