https://www.instagram.com/kazuhiro_nishijima/
西島さんは、1971年生まれ、宮崎県のご出身。
3歳からクラシックバレエを始め、1990年にフランスへ渡り、
翌年、フランス・カルポー賞国際バレエコンクールで男性シニア部門1位を受賞。
パリを拠点に世界各国の舞台に多数出演され、
帰国後は、バレエダンサーとしての活躍する傍ら、俳優としてドラマ出演のほか、
演出、振付家など多岐にわたり活躍されていらっしゃいます。
渡仏した当時、西島さんは18歳。
ヨーロッパやアメリカ、10カ国以上で100以上の公演に出演されてきました。
2ヶ月で56公演をするという、過密なスケジュールもあったそう。
「ヨーロッパ中をバス3台、トラック2台くらいで、スタッフ総出で移動するんです。
白鳥の湖とくるみ割り人形の全幕装置と衣装だけでものすごい移動でした。
何役かこなしますし、バスの中でメイクや支度をして到着したらすぐリハーサル。
それで本番に向かう、という繰り返しでした。
まだ20歳くらいで、若いうちにそういう経験をさせていただけたのは、
本当に、今に役立っている気がします。」
ダンサーとしての経歴が30年を超える中、
西島さんが今でも忘れられない公演中のハプニングは、
”本番中にアキレス腱が切れてしまったこと”。
公演中、いつもよりも高く飛べたジャンプの着地。
気がつくと床の上に座ってしまっていた状態だったそう…。
しかし、ちょうど”片足の靴が脱げる”というシーンだったこと、
さらにはコンテンポラリーダンスだったこともあり、
片足で飛びながら舞台袖にはけ、お客様には気づかれなかったとか!
「袖でテーピングを10回巻きくらいにして、固めて立ちました。
立てたので、アキレス腱が切れたまま舞台にまた出ました(笑)
本当はダメですよ?でもあの時『これで舞台人生が最後かもしれない』って思ったんです。
だとしたら、カーテンコールまではやりたい、と。
なんとかカーテンコールまでやって、お辞儀して、幕が閉じ…そのまま救急車です(笑)
次の日からもちろん降板で、ご迷惑をおかけしたと思います。」
そして、2000年には、ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』で出演を果たし、
芸能界で俳優としての活動もスタートされました。
「最近、NETFLIXで配信されて以来、放送当時生まれてないような
若い子たちから、街中で声かけてもらえることもあって!嬉しいですね~
この作品で、”バレエ以外で何かできないか”と考えていたことが
一気に広がった、思い入れのある作品です。」
さらに現在では、芸術監督、演出・振り付け家としてもご活躍中!
今月公演がスタートする舞台では、
中島さんが、プロデュース、出演、芸術監督、演出・振り付けを担当されます。
西島数博プロデュースJAPAN DANCE INNOVATION
『LOVE IS ALL 2023』
日程:2023年10月19日~29日
会場:BAROOM(東京・南青山)
▼ 公演の詳細・チケットはこちら
https://baroom.tokyo/231019-2/
「震災やこの数年も大変な出来事がある中、
いろんな愛の形があるんですけど、”この世で一番大切なものは、愛”、
『LOVE IS ALL』と思う瞬間があったんです。
で、それをテーマにして、ジャンルが違えど、
手と手を取り合って愛を表現しようじゃないか、
というコンセプトで生まれたのが、この『LOVE IS ALL』です。
今回は、『Miracle of the Soul ~魂の奇跡~』というタイトルで
どんな魂も奇跡のようにもう一度出会える瞬間を、
特別な会場で表現していきたいと思っています。」
会場であるBAROOMは、円形のステージが魅力的!
さらに客員数は100人程度と小規模であることで、
目の前でパフォーマンスを楽しむことができます。
他にも、BARエリアでのパフォーマンスもあるそうで…
楽しい仕掛けが盛りだくさん!
ぜひ目の前で公演をお楽しみください。
来週も、西島さんにお話伺います。
お楽しみに!
OA曲:忘却の空 / SADS