今回のLEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~、ゲストに20歳の車椅子シンガー・関本泰輝さんがお越しくださいました。
この日が初対面とあって、お互いに「会えてうれしいです」と交わすお二人。
宏美さんは前日に見たPVも本当に素敵だったと感動したご様子でした。
関本泰輝さんは、2003年9月30日、双子の弟として京都で生まれる。
脳性麻痺(体幹機能障害)のため車いすでの生活をしています。
全身の緊張感が強く、思うように体や声帯を使うことが難しいながらも、本人なりの歌い方で歌唱ができるように。
そして、2016年、中学に進学したことをきっかけに滋賀県の「ナナイロミュージックボーカルスクール」へ入学。
そこで多くの仲間に出会い、初のライブを実施。初のオリジナル曲『Myself』を制作。
その音源がきっかけとなり、2023年12月に歌手デビューをされました。
最初は“どうしたら歌えるだろう”と試行錯誤を繰り返しながらだったそう。アーティストが実際に歌っている映像を見ながら、自身に落とし込み探っていったとのこと。
それにより、今では車椅子に乗りながらでもできる腹式呼吸を習得したそうです。
双子のお兄さんとは一緒にステージに立つことも。
以前、コンサート会場でお兄さんが「関本泰輝さんですか?」と間違えて声をかけられてしまうほど似ているご兄弟だとか。
関本泰輝さんが歌に興味を持ったのは中学生の頃。
最初は、病院の関係で滋賀県に行かなくてはいけなかったそうですが、その中で“腹筋のトレーニング”としてボイストレーニングを始めたことで、「歌もやってみたいな」と思うようになったそうです。
そうして通うようになった「ナナイロミュージックボーカルスクール」。
初めてステージに立った時は大きな緊張もあったそうですが、いざ立ってみたら楽しくて、それから今でも楽しくステージに立っているそうです。
そんな関本泰輝さんが歌を好きになったきっかけのアーティストは、映画『アナと雪の女王』でエンドソングを担当していたMay J.さん。
彼女の声を聴いた瞬間に、その歌声に惹かれ「歌手になりたい!」と強く思うようになったそうです。
舞台へのパワーをいつもいただいているそうです。
関本泰輝さんのデビューのきっかけとなった楽曲『Myself』は、ずっと支えてくれているお母様、そして自分自身のことを見つめた時に生まれた歌詞。
曲を聴いた宏美さんは「言葉にならないほど感動している」とこぼし、全国のお母さんが聴いたらみんな感動してしまうと思うほどに、心にじんわりと響く一曲になっています。
関本泰輝さんご本人も、この楽曲を聴くと、これまでの20年を思い感動で胸がいっぱいになるとか。
宏美さんも、関本泰輝さんのその心をずっと持ち続けてほしいと願っていました。
そんな『Myself』をはじめとした楽曲全5曲が収録された、関本泰輝さんのデビューミニアルバム『僕が僕であること』は、現在発売中。
「自分らしくいたい、そして若い世代から世界中の人が僕の声を聴いて元気になってほしい」という願いを込めて『僕が僕であること』とタイトルをつけたそうです。
関本泰輝さんからみなさんへ
「今日はラジオを聴いてくださって、本当にありがとうございます!これからも自分らしく、明るく、それもオシャレにカッコよく頑張っていきますので、どうかみなさま応援よろしくお願いします!」
【関本泰輝さんからのお知らせ】
*デビューミニアルバム『僕が僕であること』リリース中
*3月24日(日)『つながるフェスタ2024』出演
場所:ガレリアかめおか コンベンションホール