第321回 瀧澤信秋さん①

今週からのゲストは、ホテル評論家の瀧澤信秋さん。



蝶ネクタイがトレードマークの瀧澤さんは、1971年生まれ。
2003年にホテルレポートのブログを開設し、
2007年からコストパフォーマンスに焦点を当てた
”瀧澤信秋のコスパホテルライフレポート”を開設されました。
ホテル評論家として、国内ホテルを対象に利用者目線を重視した
取材調査・評論・批評で、メディアでも幅広く活躍されていらっしゃいます。

年間で約270泊はホテルで過ごしているそうで、
2014年には、372軒のホテルにチェックインされ、
最高に1日で9軒チェックインされたこともあったそうです。

「僕の場合はフリーランスですので、どうしても取材経費の問題があり
 遠い場所に行った際には、その場で
 いかに多くのホテルを知っておくかを大事にしています。
 メディアの方からは、”全部知っている”という風に
 声をかけていただきますので....
 さすがに偽名は使えないですけど、全部覆面チェックインです(笑)」

ホテルからの取材依頼があり、まだ宿泊できていない場所も多数あり、
”気になるか”、”魅力的か” を基準にして選別されているそう。

現在までに2700軒以上を取材されてきた瀧澤さんですが、
日本国内には1万軒あり、増え続けているため、キリがない、とのこと。

そんな2700軒以上のホテルの中でも、
忘れることのできない、ホテルマンのホスピタリティ溢れる
素晴らしいホテルでの体験を教えてくださいました。

「まだ若い時に、超高級ホテルに泊まった時、
 ある入浴剤を指定して、部屋に持ってきてもらうようにをお願いしたら、
 10分後に届いたんです。流石だなと思ったんですが、その半年後!
 もう一度訪れると、その入浴剤が、もう部屋に用意してくださってる!
 そういう体験って、忘れられないです。
 直接人には会ってないけど、感じることができる。それがホテルの魅力です。」


覆面で行われる取材では、180項目のチェックリストを確認。
一定以上の得点になったものは、メディアで発信されているそうです。

実は、1200項目だったそうですが、
あまりに細か過ぎるため180項目にしぼっており、
例えば『コンセントの数』『ベッドメイク』などがあるそう。

「取材なので、ホテルでは気を張っています。
 なので、お気に入りのホテルは、プライベートでリピートしてます。
 お子さんがいるファミリーにおすすめなのは、
 都心だと、東新宿交差点にある『パセラリビング』です。
 ここは、細長いペンシルビルですがl、全室ワンフロア貸切ですし
 大きな冷蔵庫や、お子様用食器など全て揃っています。
 洗濯機や100インチのプロジェクターなどもあって、
 家族でわいわい楽しめるホテルです。今評判なんですよ。」


来週も瀧澤さんにお話伺います!
お楽しみに。



M. この道 / Verve & Lily