君島十和子 2人の子育てを振り返る「小学生までは体力勝負、思春期になると精神力勝負」

ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らうTOKYO FMのラジオ番組「三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~」(毎週金曜17:00~17:25)。 今回のゲストは、君島十和子さん(FTCクリエイティブディレクター、美容家)×平野ノラさん(お笑いタレント)です。ここでは、お子さんとのことなどについて語り合いました。


平野ノラさん、君島十和子さん



君島さんは高校卒業後に航空会社のキャンペーンガール・モデル活動を始め、女優として舞台、テレビなどを中心に活躍。その後、美容家として自身のコスメブランド「FELICE TOWAKO COSME」(現FTC)を立ち上げます。年齢を重ねても美しい肌と抜群のプロポーションから、雑誌などでは美容企画で特集が組まれるほどの多くのファンを獲得。美と健康の秘訣、ライフスタイルなどを綴った著書「アラ還十和子」(講談社)を出版するなど、スキンケア方法やメイク、ボディケアなどについて発信しています。

一方、平野さんは、赤のボディコンに身を包み、肩にかけたショルダー型の携帯電話を携えた「バブリー芸人」として大ブレイク。現在はテレビ、ラジオなどで幅広く活動中。また、片付けマスターとしても活躍し、著書「部屋を片づけたら人生のミラーボールが輝きだした。 1日15分のノラ式実践法」(KADOKAWA)を出版。自身のYouTubeチャンネル「平野ノラ NORA HIRANO」での君島十和子さんやキンタロー。さんなどとコラボした、片付け動画も話題になっています。



平野:十和子さんはお子さんを2人育てられて、もう成人されましたよね。

君島:はい。2人とも。

平野:どうでした? 20年間、子育てされて。

君島:小学生までは体力勝負だった思うのですが、思春期になると精神力勝負だなと思いました。中学生、高校生になると学校に行っている時間も長いし、そんなにベタベタとお母さん、お父さんが手取り足取りするのもおかしいので。

ただ、やはり気になるものは気になるし、絶対に失敗するなとか、痛い思いをするだろうなということは見えているんです。でも、そこは自分の中でブレーキをかけました。
あと、女子なのでそんなに激しい反抗期はなかったのですが、私が何か言っても、必ず「は~?」って返してきたり。

平野:私もお母さんに言っていました……。

君島:その世代の子たちの癖ですよね。“まずは1回、受け止めたよ”というような返事。学校で「(子どもたちは)まず、そういうことを家庭内で大人(親)に試しているので、家の中で厳しく精査してしまうと、外でやりますよ」と教えていただいたんです。

平野:なるほど。

君島:(先生から)「どっちがいいですか?」と聞かれたので、もちろん家の中で享受しますと。ただ、全部OKというわけではなくて、「それは傷つくよ」とか「悪い言葉だよ」という発信はもちろんしています。だけど、それが言えるような空気を作ってあげるのも2人(の子育てを)経験したからかな。偉そうに言っていますけど。

平野:すごくいいアドバイスです。コミュニケーションにもなりますからね。

君島:それは子どもだけではなくて。主人とも一緒に仕事していますので、本当に24時間一緒なので、「何でわかってくれないかな」とか、「これぐらいは言わなくてもわかるでしょ」とか、お互いになるときがあるのですが、それはいけないと思って「ありがとう、助かる」という言葉を、口に出して伝えるようにしています。


<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/curators/