音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へ。
東京スカパラダイスオーケストラのベーシスト、川上つよしさんとの散歩、子供時代からの遊び場、井の頭公園、吉祥寺から、井の頭線に乗って20分ほどの渋谷にやってきました。

音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へ。
東京スカパラダイスオーケストラのベーシスト、川上つよしさんとの散歩、子供時代からの遊び場、井の頭公園、吉祥寺から、井の頭線に乗って20分ほどの渋谷にやってきました。
1989年にデビューしたスカパラが、何度となくそのステージに立ったのが、デビューの前年にオープンしたライブハウス『渋谷クラブクアトロ』。
ミュージシャンとしてキャリアを積んでいった、大切な場所にお邪魔しました。
待っていてくださったのは、クラブクアトロのスタッフ、店長であり、いまはオペレーションチーフをつとめる高橋さん。
まずはオープン当初の思い出話に花が咲きました。
当時のクアトロは5階の1フロアのみ。
客席の一部をパーテーションで囲った部分が楽屋という、観客と演者が極限に近いスポットだったそう。
そんな中で演奏を聴かせるスカパラについて、高橋さんは「楽しいのに、背筋がピンとするようなキレキレの緊張感もみせる、とにかくかっこいいバンド」と言います。
そんなクアトロのあるビルも、30年の間に、他のテナントは何度も入れ替わりました。
同様に渋谷という街自体も、ヒカリエができて、パルコがリニューアルするなど、すごいスピードで新陳代謝が続いています。
デビュー前、渋谷のストリートで演奏していた川上さんは、渋谷が、いつの時代も最先端を行く若者の街であるということはうれしい、そんな風に受け止めていました。
コロナ渦でも、どうやったらお客さんが音楽を楽しめるのか?
試行錯誤を続けるミュージシャンと、ライブハウスのスタッフとのトーク、その先に見えていたものは同じだったようです。

最後は、楽屋からステージへ。
川上さんにとってお客さんがいない客席、何も置いていないステージは新鮮な体験でした。
ライブハウスの天井に連なる照明に刻まれた歴史を感じ、自らたどってきた道、そしてこれから先を見出していました。
お聞き逃しの方はradikoのタイムフリーでどうぞ。
また、無料音声アプリ『AuDee』でも聞くことができます。ぜひ、チェックして下さい。
次回、1月31日、2月7日の『True Stories』は、大相撲解説者・舞の海秀平さんと、両国の街を散歩します。