お店ラジオ supported by スマレジ|1店舗目から売上3000万！愛知の人気店「パンのトラ」が語る郊外の一等地とは？|AuDee（オーディー）

お店ラジオ supported by スマレジ

記事コンテンツ

2024/1/281店舗目から売上3000万！愛知の人気店「パンのトラ」が語る郊外の一等地とは？

『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。
ゲストは、株式会社トラムスコープの代表取締役社長、加藤敦揮さんでした。

株式会社トラムスコープは、愛知県安城市を拠点に、「パンのトラ」という人気パン屋を6店舗展開しています。
その特徴は、大型店で、パンの種類が豊富なこと。
加藤さんがおっしゃるには、2011年にオープンした1号店は、「建物は100坪で、駐車場を入れると900坪ほど」とのことですから驚きです。
一体何故、パン屋を大型にしようと考えたのでしょうか。
「当時って、街の焼肉屋さんが牛角になり、金物屋さんが大型のホームセンターになり、そういう時代だったんですよ。業態が大きくなるだけで効力があった時代。で、パン屋がまだ手付かずだなという印象だったので」

なるほど。とはいえ、いきなり巨大パン屋を作るのは、初期投資も大変だったと言います。
「15年前で、機械だけで5000万円ほどだった。全部入れると1億5000万円ほどしたんですよ」

えええええ！これには、三戸さんも山本さんもびっくり。
すごい勝負に出たんですね～。
加藤さん曰く、「うまくいかなかったら人間やめるという選択肢がありましたね（笑）」とのこと。

そんな覚悟でスタートした「パンのトラ」。
まず気になるのは、1号店の立地です。加藤さん、決め手を教えてください！
「これは今でも、安城市内での一等地だと、僕は揺るがない自信があります。お店に接している道路ですが、片側一車線が３つあります。その３つの道路、まず中央分離帯が無いです。車のスピードも40キロとか55キロなので、主婦の方が怖がらないで来られる場所です。もう一つ大きな要因として、近くに大きな病院があるんですよ。そこはお花の持ち込みは禁止なんですけど、食べ物の差し入れはOKなんです。それも大きいかなと思います」
1号店はロードサイドにあり、店舗の左右に生活道路が通っていて、さらにお店の表側にも道路があるという立地。これで車の流れも緩やかなら、確かにたくさんの方に入ってきてもらいやすいですね！

そして、お客さまにリピートしていただくために、「パンのトラ」はこんな工夫をしているそうです。
「まず、紙袋がオシャレ。袋は黄色で、一回印刷すればいいところを2回わざわざ印刷して、ちょっと高級感を出すとか。すると、その紙袋をもう一回使ってくれたりするじゃないですか。あとはテレビCMをやっていたり、ブランディングに対して訴求効果の高いことを意識してやっています。ベンチマークしているのがUNIQLO、無印良品、スターバックスなんですけど、この３つって買いたいものが明確に決まっていなくても寄っていくところなんですね。家族と車に乗っているとき、パンのトラの横を通るけど寄っていく？みたいな、こういう動機を目指しているんです」
ほかにも、「レジに画像認識のスキャナーが付いているんですよ」と、加藤さん。
パンをのせたトレーをスキャナーの下に置くだけで、合計金額が出てくるのだとか。
「何故それをやっているかというと、すごいと思うじゃないですか。日常生活の中でスパイスとして感じられることは全てやっているという感じです」

加えて、焼きたてパンと種類の多さも、顧客を掴めているポイントです。
「常に焼きたてが出てくるんですよ。ピークだと多分5分刻みぐらいで、ずっと焼きたてがある。1日で焼くのは、だいたい120種類です」とのこと。
120種類はすごいですよね～。でも何よりすごいのは、勝負に出て見事勝利していることです。
「月商2000万円売れたらすごいよねって思ってたんですけど、初月で3000万円は超えていたんです。で、3カ月経って、6カ月経って、1年経っても3000万円を割らなかったんですよ。なので、そのタイミングで2店舗目を始めました」
えええー！もう今回は、パーソナリティのお二人から「すごい」という驚きの声が何度出たことか（笑）
店舗も売上げも大きいパン屋。逆にいうと、仕込みもロス管理も大変ですが、どうやって利益を確保しているのでしょうか。
「結局、売上高ですね。僕らは売上高をずっとキープしていないと、焼きたてができないんですよ。この業態は、集客をやりまくっていないと立ち行かなくなっちゃいますね。だから、常に打ち上げ花火のフィナーレをやっている感じです（笑）」
三戸さんも山本さんも大爆笑。いやぁ～、壮大なお話でした。
ほかにも、父親の英才教育などまだまだ楽しいお話がたっぷり！是非、アーカイブを聞いてくださいね。

★疑問・質問も募集中