伸び代はあるのか？オンラインショップのカスタマーから見る、“鎌倉シャツ”の出店戦略
今日も『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。
ゲストは、“鎌倉シャツ”の愛称で親しまれている、メーカーズシャツ鎌倉株式会社の取締役副社長、貞末哲兵さんでした。
それでは早速、先週の続きです。
メーカーズシャツ鎌倉株式会社は現在、国内では22店舗を展開しているということですが、どんな戦略で店舗数を増やしていったのでしょうか。
「あんまり出店戦略ってなくて、いいお話があれば、調査して出てみよう！という、そういう感じですね。調査というのは、まず自社のオンラインの中の、その場所のエリアのカスタマーは何人いるか？と、それを調べて、で、実際に行って場所や雰囲気を見て、お店に合いそうだなという感じであれば出てみよう、という流れですね」。
なるほど。最初に、出店予定エリアにオンラインの顧客がどのくらい存在するのか調べるんですね！
ただ、オンラインで売れるなら、店舗じゃなくてオンラインだけでいいという考え方もあるのではないでしょうか？
すると、「広告の役割もだいぶありますよね」と、貞末さん。
「やっぱりオンラインだけだと広がっていかないんですよね。例えば、神戸なんかはカスタマーすごくいるんですけど、増えていきはしないんですよ。知るきっかけがないから。聞いた話で、神戸シャツというのがあったみたいですけど、もう無くなってしまって困ってるからなんとかして、という声もあってですね。で、カスタマーもそこそこいるし、今後伸び代もあるかなということで、最近神戸に出店したんですよ」。
広告を打たない場合、店舗がないと、認知が広がっていかないということですね。
では、リアル店舗を出す場合、オンラインで何人くらいの顧客数がいたらいいのか？目安などあるのでしょうか。
貞末さんは、「まぁ、万あれば、けっこういけるかなと思います。万単位。神戸はけっこういましたね」と言います。
万単位！けっこう必要なんですね～。
現在、鎌倉シャツの売り上げの比率は、オンラインと店舗でどのくらいなのか？ズバリ聞いてみました。
「今は30%以上オンラインになっています。コロナ前は20%くらいだったんですけど、急激にオンラインが伸びてまして。弊社の場合は、サイズが一回わかればオンラインで買いやすい商材が多いので、オンライン向きのビジネスモデルかもしれないですよね。サイズを選べば自分のサイズ（の商品）がバーンと出るので、あとは選ぶだけ」とのこと。
また、オンラインの場合は当然、商品を手に取ることができないので、「鎌倉シャツなら大丈夫」という「安心感」も購入を後押ししているのではないか、ということでした。
確かに、商品に対する信頼がないと、オンラインで買うのはハードルが高いですよね。わかります。
それでは最後に、いつもの質問です。
「貞末さんにとって、お店とは？」。
お答えは、「新しい体験ができる場所」。オンラインにはない提案だったり、新しい喜びが見つけられる場所、それがお店だと思う。
…と、語ってくださいました。
お手頃価格で高品質な鎌倉シャツ。ご興味を持った方は是非一度お店をのぞいてみてくださいね！
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