お店ラジオ supported by スマレジ|タレントで歌手のはるな愛さん。「新しい業態を考えるとき、私は自分の“好き”を大事にしています」|AuDee（オーディー）

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2023/2/5タレントで歌手のはるな愛さん。「新しい業態を考えるとき、私は自分の“好き”を大事にしています」

『お店ラジオ』にようこそ！
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。
ゲストは、先週に引き続き、株式会社祐貴那の代表取締役社長であり、タレントで歌手のはるな愛さんでした。

Barの次は、お好み焼き屋さんを開店したという、はるな愛さん。
何故、“お好み焼き”だったのでしょうか？次の業態を考える上でのヒントになるお話しを伺いました。
「私の場合はまず、自分が納得するお好み焼きがなかったんですよ。関西風っていうのが。自分が好きっていう気持ちと、やりたいっていう熱量って突き抜けるので、そういうので選ぶのがいいんじゃないかなと思いますね」。
実家もお好み焼き屋だったとあって、味にこだわりのあるはるな愛さんは、開店前に色んなお店に足を運んだと言います。
「お好みってソース命だから、鉄板の前に座って、ソースは何使ってるのかな？あーラベルがなくてわからへん！とか。で、ゴミ箱を見に行ってみたり」。
これには三戸さんも大爆笑でしたが、はるな愛さん曰く、「いや、これ結構あるあるなんですよ」とのこと。
それだけお好み焼きにとってソースは大事なんですね！
またメニュー開発を行う上で、関西出身のお客さまを集めて試食会をしたり、何度も焼く練習をしたりと、とにかく味にこだわったそうです。

そんなはるな愛さんのこだわりが詰まったお好み焼き屋。開店時の集客はどのような方法をとったのでしょうか。
「最初は、お客さんが全然来なかった。裏路地の隙間に誰が来るん？って感じで。だから、とにかくビラを撒いたし、ポスティングもしたし。あと、お好み焼き1枚無料で味を試せますってやったり、その代わり1000円以上からって考えて。それを一ヶ月半から二ヶ月ぐらいやりました」。
結果、順調にお客さまは増えていったと言います。
「めっちゃリピートしてくれました。一回食べたら『本当に美味しい』って言ってくださるから、それが嬉しかったですね」。
ご自身の「お好み焼きが好き」という気持ち、「美味しいお好み焼きをやりたい！」という強い思いが、見事カタチになったんですね～。

ところで、“粉もん”は儲かると聞きますが、売上のほうはどうなのでしょう。
「原価率を低く抑えられるので、儲かるかなぁ～（笑）」と、はるな愛さん。
「東京はすごく高いんですよ、お好み焼きの単価が。その分、家賃も人件費も高いけど、東京だと単価がとれるんです。あと、大阪の人はお好み焼き屋に『ご飯食べよう』って感覚で来るけど、東京の人は飲みに来る人が多いから、回転率が悪いんですね。だから、お酒とおつまみをメニューに入れて、シメをお好み焼きと焼きそばにしてもらおうかなっていう感じにしましたね。それで客単価は、だいたい2000～3000円。それでも安いと思う、飲んで食べてなので」。
なるほど、確かに。関西と関東で、お好み焼きに対する意識って違いますもんね！

その後も店舗を増やしていったはるな愛さんですが、コロナ禍になってからは、やはり大変な思いをされたそうです。
「国からの補助金で毎月の赤字は少しで抑えられたけど、もうお客さんが戻って来ないというか…。昔は、三軒茶屋っていうと夜中2時・３時までたくさん人が歩いていたんですけど、今はもう夜10時。週末はかろうじて人出はあるけど、みなさん家で楽しめることを見つけていますもんね」と、まだまだきつい印象だそうです。
そこで現在は、テイクアウトにも力を入れていると言います。
ちなみに、「スナックをもう一回やりたい」とのことで、逆にこういった大変な時代だからこそつながった嬉しいご縁もあったそうですよ。
はるな愛さんのスナック、いつかオープンしたら行ってみたいですよね！

では最後に、いつもの質問です。
「はるな愛さんにとって、お店とは？」
「私にとってのお店とは、エンターテインメントです」とのこと。
お店に来てくださるお客さまの“時間”を大切に考え、帰り際には「このお店に来て良かったな」と思ってもらいたい。それが、はるな愛さんの願いでした。

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