(写真左:タクミさん 写真右:マサルさん)
「お店ラジオ」にようこそ!
パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。
そしてゲストは、先週に引き続き、
広島にある『かき小屋 福山港店』のオーナー、丹下工(たんげ・たくみ)さんと、
株式会社SHIFの代表取締役、丹下大(まさる)さんでした。
2人合わせて、丹下ブラザーズ!!笑
工(たくみ)さんがお兄様で、大(まさる)さんが弟さんです。
さて先週の続き、兄弟コラボで見事V字回復を果たした「かき小屋」ですが、去年の今頃は、コロナの影響で土日でもお客さまが2〜3組しかいない時もあり、売り上げが激減しました。
そこで弟はこう言います。「兄貴、次はECや」。
お客さまがお店に来られないのなら、全国の人に通信販売で牡蠣を売れ、ということ。
弟の大(まさる)さんには、「これはECで売れる」という確信がありました。
そう確信していた理由の一つは、「かき小屋は外食できない人々にエンタメを提供できる」という考えです。
出来上がった商品は、アルミ缶にぎっしり詰まった殻付き牡蠣を、そのままカセットコンロの火にかけて5分待つだけ!というもの。その名も「かんかん焼き」。缶の中でパンパンと音を出しながら、自動的に蒸し牡蠣ができます。
まさに、家庭のコンロで“かき小屋体験”ができるんですね〜!小さいお子さんに限らず、大人も一緒に楽しめそうです。
また当時、弟から「高い!」と言われた兄は、輸送コストを下げるために交渉して安くしてもらい、発送作業を自分たちの手で行うことにしました。
…と、ここまでお二人のやりとりを聞いていた三戸さんが一言。
「典型的な大企業の社長とベンチャーの社長みたいw」
確かに!ぜひ、このへんをradikoのタイムフリーで聴いて頂きたいです(笑)
三戸さんも思わず笑ったこのやりとりを、弟が「note」に書いてFacebookでシェアしたところ、「やりとりが面白い!」と話題になって、ツイッターでバズりまくり、その結果・・・
なんと、たった1週間で、売り上げが元に戻ったそうです!
兄「何が起こったのか分からない!お店にお客さんいないのに、すっごい忙しいんですよ!」
通信販売だからそうなりますよね(笑)
そうして今、「かき小屋」自体はうまくいっています。しかし、かき小屋はシーズン中だけのお店です。
兄の工(たくみ)さんは次第に、「継続雇用」という夢を抱くようになります。
シーズンオフの夏場をどうするか。従業員たちをどうやって食べさせていこうか。そんなことを考えていたとき、ふとテレビを見たら「フルーツサンド特集」をやっていました。
「これだっ!明日からフルーツサンドを作ろう!」
その週末、さっそく道の駅で販売スタート。行動がはやい!!
その2カ月後には、駅前にフルーツサンドの店舗を持つまでに。
現在、フルーツサンドは月2万個売れています。
実家の1階をフルーツサンド工場に変えて、常時30人の雇用を実現。
かき小屋のシーズンが終わったら、アルバイトの皆さんを次はフルーツサンド作りで雇っているんですね。そういった「継続雇用」しているスタッフの成長のおかげもあって、かき小屋はアルバイトだけで回るようになりました。
そして、それができるのも、ITを活用しているからです。
かき小屋の状態がiPhone一つで全てわかる。
実は、山本さんのスマレジと、弟・大(まさる)さんの株式会社SHIFで協力し合い、かき小屋のDXを進めているんです。モバイルオーダーなどを組み合わせて、料理を運ぶロボットを導入し、人間のワンオペでお店を回せるようにすることが目標です。
実現したら、ますますエンタメ要素たっぷりのお店になりそうですよね〜。本当に楽しみです!
最後に、驚きの事実がわかりましたよ。
8年前の出来事です。出勤時間に遅刻しているスタッフのタイムカードを、別のスタッフが代わりに押しているのを見て、これはいかん!と考えた兄の工(たくみ)さん。
本人しか押せないようなタイムカードを探しまくって、やっと見つけたのが、スマレジのタイムカードだったそうです。こちら、顔写真を撮らないと出勤扱いにならないタイムカードでした。
山本さん曰く、「スマレジのタイムカードをリリースした年の話ですね」とのこと。
実はスマレジの超初期ユーザーだったんですね!(笑)
これには全員大笑いでした。
今週も、本当に内容が盛りだくさん!
いつも聞いている恒例の質問に対する答えですが、今回は割愛(笑)。こちらも是非、radikoのタイムフリーでご確認くださいませー!
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それでは、また来週、ご来店お待ちしております!