スモールラグジュアリーリゾート「ふふ」。 高価格だけど大成功!開発に至った背景と人気の理由

ゲスト:カトープレジャーグループ 代表取締役 兼 CEO 加藤友康さん

『お店ラジオ』にようこそ!

パーソナリティは、事業投資家の三戸政和さんと、スマレジ代表の山本博士さん。

ゲストは、先週に引き続き、カトープレジャーグループの代表取締役 兼 CEO、加藤友康 (かとう・ともやす)さんでした。

 

様々な事業を手掛けている加藤さん。先週はうどんの名店「つるとんたん」について伺いましたが、今週は、リゾートホテル「ふふ」について色々と教えて頂きました。

「ふふ」は、国内外の富裕層を対象にしたハイエンドな宿泊施設で、日本旅館ならではのサービスとホテルのプライベート空間を融合させたスモールラグジュアリーリゾートです。

 

飲食業のプロデュースとはかなり違いがあると思うのですが、なぜ旅館業を始められたのでしょうか?

すると、「レジャーと名のつくことは全部やっていくと最初から言っているので」とのこと。

もともとカトープレジャーグループは、ホテルやリゾート、レストラン、エンターテインメントなど多岐にわたるレジャー事業の開発・運営を行う、トータルプロデュースの会社なんです。

「私のマーケティング論なんですけど、流行っているからやろうとは思っていなくて、唯一無二のものとか、その業態において変革していったり、新しいものを生み出すってことが得意分野なんですね」。

なるほど。確かに「つるとんたん」も、うどん屋という業態を変革したものでした。

では、リゾートホテル「ふふ」は、どういった部分が新しかったのでしょうか。

 

当時の高級旅館に対して「みんな満足しない、私も満足しない」と語る加藤さん。

それは何故なのか。

加藤さんがおっしゃるには、まず食事。例えば、一泊3万円代の高級旅館で、食事にかけているのはだいたい78千円だったそうです。一方、西麻布や銀座の名店に通うような富裕層は、その当時でも最低15,000円くらいの料理を食べていた、ということで、「このギャップがどうしても埋めきれなかったわけですね」とのこと。

 

もう一つは、施設・設備・便宜・便利さなどをさす、ファシリティ。

加藤さん曰く、とくに外国人のお客様が「日本のスパに行きたいけどプライバシーがない」とよく言っていたそうです。

旅館に泊まったことがある方なら想像できると思うのですが、日本では仲居さんがお世話をしてくださいますよね?お風呂から部屋に戻ってきたら布団が敷かれていたり…。こういったサービスが外国の方には「鍵を閉めたのに鍵を開けて入ってこられた」という感覚になるそうで、日本の文化との大きな違いです。

このように、「食事や施設など富裕層の要望に応えていなかった部分を大変革した」と、加藤さんは教えてくださいました。

 

食事のクオリティを街の日本料理屋に負けないくらいのレベルで提供すると考えたとき、規模は最大で100名まで。すると、一室2名で50ルームです。

そのぶん「ふふ」は高価格ですが、お客様に喜んで頂けるサービスをしっかり行うことによって大きな満足を提供しています。

例えば「地のエネルギーを最大限活かしていく」というのが、加藤さんの考え方です。

その場所に応じたコンセプトワーク、キーワード、デザイン、ホスピタリティなど全てオリジナル。それぞれの「ふふ」で、料理も全部違うと言います。

場所ごとにコンセプト通りの料理を開発するって、すごく手間がかかることですよね。

土地の歴史などを勉強しながら時間をかけて開発するため、オープンまでの期間は早いもので3年、遅いもので5年かかるとか…。こだわりがすごいです。

 

そして「ふふ」については、10軒しか作らないと最初から決めています。

これは、先週の「つるとんたん」のお話でも出てきた、加藤さん独自の「ブランディングスケール」という考え方ですね!

最後の10軒目はどこにオープンするのか、もう決まっています。

「最後は、銀座一丁目。これでやめる。東京で日本旅館の体現です。ふふらしい温泉がある、オープンエアで空を感じられる、屋上には足湯のBarがある、ちょっとネタバラシになっちゃうんですけど(笑)」

加藤さん、ネタバラシありがとうございます!笑

 

それでは、いつもの質問です。

「加藤さんにとって、お店とは?」

お答えはこちら。「自己表現というか、私の感性を表現する場所」。

2回の放送を通して、加藤さんの「こんなのがやりたい!」という想いがよく伝わってきましたよね。銀座にできる新しい「ふふ」にも期待しています!

 

 

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