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第6回放送(ゲスト・柿本夏奈さん)

JICA海外協力隊として、2019年4月~20203月までは
モルディブの「モルディブ音楽美術センター」で講師として活動し、

2020年4月~20213月はコロナウィルス感染拡大の影響で帰国、
日本国内からオンラインで活動された、柿本夏奈さんにお話をお聞きしました。

大学4年生の秋、ずっと勉強していた「フルート」で食べて行きたいな、どうしようかなと思っていた時、

電車の中でJ ICA海外協力隊の広告を見て、応募したのがきっかけという柿本さん。

モルディブのモルディブ音楽美術センターにて、ピアノ、フルートの実技の指導、音楽理論の講師として活動。

対象の生徒さんは、4 歳から大人の方まで、幅広い年齢層の方々が在籍しており、

モルディブ人だけでなく、スリランカ、インド、ネパール、フィリピンなど様々な国の人々がいたそうです。

言語について、派遣された当初は苦労されたとのこと。そんな中、ある日フルートを吹く機会があり、

先生方が柿本さんのフルートの演奏を聞いてから「こんなにできるんだ!」と一気に距離が縮まったそうです。

活動の中でやりがいを感じた瞬間は、生徒が楽しそうに演奏してくれた時。

在席する生徒は、試験対策のために同じ曲ばかり演奏することが多かった中、

柿本さんがゲームや流行りの曲を授業に取り入れた際に、生徒が「楽しかった!」と言われたことがとても嬉しかったそうです。

印象に残っている活動は、モルディブ人の同僚の先生とバンドを組んでリゾートに演奏に行ったこと。

海が見える綺麗な場所で、楽譜もなくアドリブで演奏をしたときに、

「音楽とは、その場で感じたことを音に表現する感じなのかな」と思うくらい、衝撃的な出来事だったそうです。

 JICA
海外協力隊に参加して良かったと思う事は「自分らしくいれるようになった」こと。

日本にいたときは、周りの顔を伺ったり、自分の意見を言えなかったそうですが、
モルディブに行くと活動先の日本人は柿本さんだけ。

モルディブ人と日本人、そもそもが違うので、
「人と比べなくていい」、「自分らしくいるってこういうことなのかな」と自分を知ることができたそうです。

モルディブから帰国してからは「なんか性格変わった?」と言われることが多くなったとのこと。

大学を卒業するときには考えもしなかった今があると話して下さいました。

「新卒参加で、指導経験もないし、英語も話せなかったから不安だったけど、
自分の行きたいという気持ち・ワクワクを大事にした結果、モルディブで色んな人に会え、
色んなことを感じる事が出来、本当に行って良かったなと思っている。

皆さんも“自分のワクワク”を大事に、勇気をもって一歩を踏み出して頂きたい。
応援しています!」と最後、コメントを下さいました。

★音声コンテンツ内の説明会等の情報は、2022年度秋募集時のものとなります。

 最新の情報はJICA海外協力隊のウェブサイトをご確認ください。

 https://www.jica.go.jp/volunteer/index.html