2023年8月5日

西村由紀江のSmile Wind

これまで、夏のスタジオライブを何度か行いました。

水をテーマにした曲、夏をテーマにしたクラシック曲、

涼しげなボサノバなどなど、、、。

ということで今朝は、童謡や唱歌で夏を感じる曲をご紹介しました。

最初は夏の思い出お送りしました。

「夏の思い出」は、

作曲は、NHK「ラジオ歌謡」などに関わっていた中田喜直(なかだ よしなお)。

作詞は、昭和を代表する唱歌の作詞家で詩人の江間章子(えま しょうこ)。

福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる尾瀬を題材にした唱歌で、

1949年にNHKからラジオ歌謡として依頼されて作った曲です。

続いて夏は来ぬ。
「夏は来ぬ」は、1895年に発表された唱歌で、

作詞は、佐佐木信綱 (ささき のぶつな)、作曲は、:小山作之助 (こやま さくのすけ)

2007年には日本の歌百選に選出されています。

 

夏といえばということで、

 『うみ』と『海』をお送りしました。
うみは「海は広いな大きいな」で始まり、

海は「松原遠く消ゆるところ」で始まります。

どちらも文部省唱歌ですが、みなさんは、どちらが好きですか?

 

続いては、海つながりで、こんな曲をご紹介。

われは海の子。

 『われは海の子(我は海の子)』は、1914年(大正3年)に発表された文部省唱歌。

作詞、作曲共に不明ですが、

歌詞は、児童文学者で英文学者の宮原晃一郎(みやはら こういちろう)が、

文部省の懸賞募集に応募した詞が採用されたものだという説もあります。

 

そして浜辺の歌。
『浜辺の歌』は、1913年(大正2年)に発表された唱歌で、

作曲は、現在の北秋田市米内沢(よないざわまち)出身の作曲家、

成田為三(なりた ためぞう)

作詞は、作詞家で漢文学者の林古渓(こけい)

長く中学校の音楽教材となっていて、2007年には日本の歌百選にも選ばれています

 

続いては、夏の行事をピックアップしてみましょう。

皆さんご存知の『たなばたさま』。

 

『たなばたさま』は、1941年(昭和16年)に文部省唱歌として発表されました。

作曲は、日本近代音楽の基礎を築いた、下総皖一(しもおさ かんいち)

作詞は、作詞家で童謡作家の権藤はなよ(ごんどう はなよ)

童謡作詞家で詩人の林柳波(はやし りゅうは)との共作とされています。

 

最後に、もう1曲お送りしました。

1936年に発表された『やしのみ』です。

この曲は、島崎藤村が明治時代に執筆した詩で、

作曲家の大中寅二(おおなか とらじ)がメロディーを付けた曲です。

如何だったでしょうか、

夏にちなんだ童謡や唱歌を集めたスタジオライブ『一人夏フェス』。

暑い日々に少しでも涼しさを送りできていればと思います。

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