今朝は、私のピアノの恩師、坂弘子先生についてお話したいと思います。
以前、この番組でもお話したことがあると思いますが、
恩師でもある坂弘子先生に4歳の時からピアノを習っていました。
坂弘子先生は、ヤマハの音楽指導者として、
ザルツブルグ音楽祭やルツェルン音楽祭など
世界を舞台に活躍している作曲家の藤倉 大(ふじくら だい)さんや
現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」のテーマ曲で、
ハープを担当している朝川朋之(あさかわ ともゆき)さんなど、
様々な分野へ優秀な人材を輩出しています。
私にとって坂弘子先生は、
ピアノの先生というより、音楽の素晴らしさ、奥深さ、難しさ全てを教えてくれました。
正式に習ったのは高校生まででしたが、今もお会いするたびに学ぶことが多いです。
習ったのはピアノの弾き方そのものではなく、
曲全体で何を伝えたいか、作曲家がどういう人生を歩んだか、
また演奏に意志があるか、音色が研ぎ澄まされているか、など、
大きな視点での指導を受けた。
特に音色には厳しく、普通に弾いていると、「音が汚い!」と叱られました。
どんな音も魂を込めて、音の響きを感じながら弾くことを教えられました。
音色、文字通り色で表せる。淡いピンク、情熱的な赤、夜空のような深い青など。
また、右手のメロディはフルート、左手のベースはコントラバス、
左手のハーモニーはビオラ、など、楽器に例えて教えてくださることも。
ほかにも即興演奏、ソルフェージュ、曲作りなども学びましだ。
先生の教えは、年齢を重ねるほど心に響いてきています。
先生はこういうことを伝えたかったのだと、今さらながらわかることも多い。
新年には毎年、ご挨拶のため先生のご自宅にお邪魔し、話を伺っています。
実は先生に教えてもらったのは音楽だけでない。
味覚、食の好みは坂先生の影響が大きい。
酒のツマミになるようなものが子供の頃から好きだったのは。先生のおかげ。
その話は、またいつか。
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