2024年2月17日

西村由紀江のSmile Wind

今朝は、私のピアノの恩師、坂弘子先生についてお話したいと思います。

 

以前、この番組でもお話したことがあると思いますが、

恩師でもある坂弘子先生に4歳の時からピアノを習っていました。

 

 

坂弘子先生は、ヤマハの音楽指導者として、

ザルツブルグ音楽祭やルツェルン音楽祭など

世界を舞台に活躍している作曲家の藤倉 大(ふじくら だい)さんや

現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」のテーマ曲で、

ハープを担当している朝川朋之(あさかわ ともゆき)さんなど、

様々な分野へ優秀な人材を輩出しています。

 

私にとって坂弘子先生は、

ピアノの先生というより、音楽の素晴らしさ、奥深さ、難しさ全てを教えてくれました。

正式に習ったのは高校生まででしたが、今もお会いするたびに学ぶことが多いです。

 

習ったのはピアノの弾き方そのものではなく、

曲全体で何を伝えたいか、作曲家がどういう人生を歩んだか、

また演奏に意志があるか、音色が研ぎ澄まされているか、など、

大きな視点での指導を受けた。

 

特に音色には厳しく、普通に弾いていると、「音が汚い!」と叱られました。

どんな音も魂を込めて、音の響きを感じながら弾くことを教えられました。

音色、文字通り色で表せる。淡いピンク、情熱的な赤、夜空のような深い青など。

また、右手のメロディはフルート、左手のベースはコントラバス、

左手のハーモニーはビオラ、など、楽器に例えて教えてくださることも。

 

ほかにも即興演奏、ソルフェージュ、曲作りなども学びましだ。

 

先生の教えは、年齢を重ねるほど心に響いてきています。

先生はこういうことを伝えたかったのだと、今さらながらわかることも多い。

新年には毎年、ご挨拶のため先生のご自宅にお邪魔し、話を伺っています。

実は先生に教えてもらったのは音楽だけでない。

味覚、食の好みは坂先生の影響が大きい。

酒のツマミになるようなものが子供の頃から好きだったのは。先生のおかげ。

その話は、またいつか。

 

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