2024年3月9日

西村由紀江のSmile Wind

週明けの月曜日・311日は、東日本大震災から13年を迎えます。

 

私は、2011年の東日本大震災直後から、

使われなくなったピアノを集め、被災地の家庭へお届けする

「スマイルピアノ500」という活動を続けてきました。

 

活動のきっかけはテレビのニュースで見た、

ある少女が言った「ピアノがほしい」という言葉でした。

 

このニュースを見て「この子に届けなきゃと思った」と思いから、

スマイルピアノ500の活動をスタート。

 

20119月、道路が所々寸断されている中で、

最初のピアノを岩手県山田町のご家庭に届けることができました。

 

そのスマイルピアノ500の活動も、20202月に62台をお届けして以来、

ピアノが欲しいというお声は、ほとんどなくなり、

ピアノをお求めの方には、ほぼ行き渡ったのではと感じていました。

 

そんな折、ピアノが欲しいというお声を頂き、

昨年、山田町に3年ぶりとなるピアノお届けいたしました。

 

ピアノのお届けでは、必ず搬入に立ち会い弾き初めをしています。


また昨年は、原発事故により置き去りとなったピアノを復活させて、

街の復興をピアノの音色で応援できればというあらたなプロエクトも取り組みました。

 

帰宅困難エリアにある4つの学校を訪れ、7台のピアノを調査。

その中から双葉町、浪江町とそれぞれ1台ずつ選び、

調律師の遠藤さんに修理メンテを行っていただきました。

 

浪江町のピアノには「なみえのみらい」をテーマに、

地元の子供達が思い思いにペイント。

対馬地区で開催された標葉祭りで、ピアノのお披露目コンサートも行いました。

 

また双葉町のピアノは、

復興産業拠点「フタバスーパーゼロミル」で、お披露目コンサートを開催。

 

浪江町のピアノは、

活性化センターに誰でも自由に弾けるストリートピアノとして常設展示。

いつか弾きに訪れたいと思っています。

 

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番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

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「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。
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ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。
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被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、
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お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。