先日、この番組でもご紹介した、
浪江町と双葉町の学校に取り残されたピアノを蘇らせる
ピアノ復活プロジェクト。
浪江町の学校に12年間眠っていたピアノのお披露目を
10月21日に開催された標葉(しねは)祭りでお披露目したという報告を、
させてもらいました。
今朝は、双葉町の学校に12年間眠っていたピアノのお披露目について、
ご報告させていただきます。
震災から12年、双葉中学校のピアノが、今再び双葉町内によみがえりました。
東日本大震災・原発事故発生から12年、復興に向け歩きはじめた双葉町。
全町避難を余儀なくされ、多くのものが町内に取り残され時間の流れと共に
その役割を終え、消えていったものが数多くありました。
双葉町でも、人の賑わい、そして音が、町からその姿を消していきました。
そうした中、町内に再び思い出の音を響かせるべく、調律師の遠藤洋さんが修復。
双葉中学校の音楽室に、12年間眠っていたピアノを復活させるプロジェクトが始動。
いよいよピアノをお披露目することができました。
西村由紀江 ピアノリサイタル in 双葉町 ~双葉中学校 復活のピアノ~
11月4日(土)に、浅野撚糸(株)双葉事業所
フタバスーパーゼロミル・エアーかおる双葉丸の中庭で行われました。
双葉町(ふたばまち)中野地区復興産業拠点に、
2023年4月にオープンした『フタバスーパーゼロミル』。
『フタバスーパーゼロミル』は、
工場やタオルショップ、カフェなどを併設した復興産業拠点で、
糸に、よりをかけて作る撚糸(ねんし)を製造する浅野撚糸が建設した
新たな観光スポット。
浅野撚糸は、岐阜に本社を構える会社で、
世界初の特殊な糸を使ってつくられた機能性タオル
「エアーかおる」などのヒット商品を開発。
復興の役に立ちたい、双葉で働く潮流を作りたいという思いから
『フタバスーパーゼロミル』は建設されました。
その『フタバスーパーゼロミル』で行われた
復活したピアノの除幕式とピアノのお披露目コンサート。
お披露目コンサートでは、
浅野撚糸からのリクエストだった、中島みゆきさんの「糸」のほか、
双葉中学校校歌、双葉町民の歌を演奏。
会場のみなさんも一緒に歌ってくれました。
今回のピアノ復活プロジェクトに携わることで、
貴重な経験をさせてもらいました。
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