これからの時代の主役となる「Z世代(10代~22歳)」と「ミレニアル世代(23歳~38歳)」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どうした性質や特徴があるのか、さらにグローバルビジネスや海外進出企業も知りたいこれからの消費動向について、ミレニアル・Z世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していく。
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最新記事は
【「トランプは落選する」 ファッションが映すアメリカ世論の劇的変化】というテーマです。
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今回も「アメリカ大統領選挙に関する若者の関心について」というテーマでお届けします。
<本記事を要約すると…>
●投票日6日前にもかかわらず、すでに7000万人以上のが既に投票を済ませている。これは前回2016年のすべての投票数の半分を超える数字。
●全米の世論調査ではバイデン氏がトランプ氏を9%リードしている。
●バイデン氏、トランプ氏、どちらが勝つのか、本当にみんなわからない状況。
●40代以下の若いアメリカ人は、全有権者の37%も占めており、しかもこの世代ではバイデン氏が支持率で20%もリード。つまり彼らが皆投票すれば、バイデン氏が勝つ確率が高くなる。
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綿谷エリナ:綿谷エリナのOn The Planet 。この時間は「NY Future Labミレニアル・Z世代研究所」です。
ケンジュ:こんにちはケンジュです
メアリー:メアリーと申します
ヒカル:ヒカルです
ミクア:ミクアです
キサラ:私はキサラです
テツ:テツです
アナスタシア:アナスタシアです。Welcome to New York Future Lab 2020.
綿谷エリナ:
今夜もニューヨーク在住のジャーナリストでミレニアル世代とZ世代評論家シェリーめぐみさんと電話が繋がっています。シェリーさん!
シェリー: エリーさん! こんばんは~!
綿谷エリナ:こんばんは~!いかがお過ごしですか?ドキドキですか!?
シェリー:
もうドキドキハラハラです!大統領選挙まであと6日です。
綿谷エリナ:
信じられない!あと6日しかないんですね!
シェリー:
ありえない!って感じですよね。
全米の世論調査では、バイデン氏がトランプ氏を9%リードしています。
アメリカではコロナの影響で、各地で郵便投票に加え期日前投票も始まっていて、ニューヨークも含め全米の投票所で大行列。
綿谷エリナ:
かなりの人が投票を済ませてるんですよね?
シェリー:
7000万人以上のが既に投票をすませています。これは前回2016年のすべての投票数の半分を超えているんです。
綿谷エリナ:
わ~!!ものすごい数ですね
シェリー:
今回もNYから5人のZ世代、ミクア、キサラ、メアリー、ケンジュ、ヒカルとミレニアル世代のテツ。
そして、Z世代のゲスト、政治学専攻の大学生アナスタシアが参加します。
このNYFLの大統領選挙スペシャル、3回にわたってニューヨークの若者たちの選挙に対する意識、トランプ氏、バイデン氏に対してどう思っているのかなどの本音を聞いてきました。
3回目、投票日前最後の放送の今日は、いったいトランプ、バイデンどちらが勝つと思う?という質問、聞いてみました。

メアリー:I’m definitely not sure. It’s so chaotic and I can’t tell.
シェリー:どちらが勝つか全くわからない。毎日起こる事があまりにも混乱しているし。
ミクア:I don’t know I feel like how could you vote for Trump after everything that happened?
シェリー:わからないけれど、こんなに色々あってもなぜまだトランプに投票するの?
ケンジュ:I’m not really sure because in 2016, everybody thought Hillary was gonna win and Trump ended up winning.
シェリー:わからないけれど、2016年は皆がヒラリーが勝つと思っていたのにトランプが勝ったよね。
キサラ:Last time Trump interfered with it. That’s part of the reasons that he won. He can do that again?
シェリー:前回は選挙への介入があったからトランプが勝ったと言われている。今回もそれが起こるのだろうか?
テツ:I don’t know either but my thinking is.. I don’t think there’s people those who didn’t vote for Trump in 2016, I don’t think those all people are gonna vote f or him this time.
シェリー:僕にもわからない。前回彼に投票しなかった人が今回投票するとは思えないからバイデンが優勢かも。
ヒカル:わからないですけど、個人的にはバイデンが勝つのかなと思ってます。They had this expectation to Trump to make economy better. A lot of those people said that they got kind of betrayed.
シェリー:前回トランプに投票した人は、もっと生活がよくなるという期待を裏切られた気持ちになっているから。
綿谷エリナ:
うーん、そうですよね。「どっちに転ぶか、はっきり言って分からない!」というのが多くの人にとっての本音なのではないでしょうか?
シェリー:
ほんとうにどちらが勝つかはわからないですね。誰に聞いても「わからない」と答えます、NYでは。
それでもやはり民主党・バイデン支持なコメントが続きましたが、お伝えしているように、ニューヨークというのは圧倒的に民主党が多い土地柄なので、その中でも特に若者のバイデン支持率が高い。もしかすると、これが別の場所、別の世代の人に聞くとまた違った答えになると思います。
綿谷エリナ:
アメリカも広いですからね。
シェリー:
そうなんですよ。ではどちらにも寄らない客観的な意見を、政治学専攻のアナスタシアに聞いてみましょう。
アナスタシア I think his strength as political candidate is has really been in, really making a connection with those followers. I’ve seen Trump supporters are vert very passionate about their beliefs.
シェリー:トランプ大統領の強みは彼が支持者と強くつながれる事で、彼らは情熱的にトランプ氏を信じている。
アナスタシア:And I think his status as his celebrity and as a businessman, also provides the departure from the traditional politicians.
シェリー:セレブリティでビジネスマンなのも伝統的な政治家とは違う。
アナスタシア:So I think objectively, his ability to motivate so many people does reflect his ability to be a leader of this particular social group represents social economic political values.
シェリー:客観的に見て彼が多くの人を動かせる能力により、ある特定の社会集団のリーダーとなり、社会・経済・政治的な価値観を代表する事が出来ている。
アナスタシア:So it’s quite interesting to see what’s going to happen in the next election since we don’t know how the same group of followers is going to vote.
シェリー:だから今回の選挙は非常に興味深い。なぜなら彼らの支持者がどう投票するかわからないから。
綿谷エリナ:
そうですよね。確かにね。
シェリー:
アナスタシアが言っているように、トランプ支持者がどれだけ彼を情熱的に支えて、今回も投票するのかが見えていない。
そして、ラボの若者たちのように、トランプを絶対的に否定する有権者がどれだけ投票するのか、これも見えていない。
綿谷エリナ:
そうですよね、気持ち的にはアンチトランプでも、実際にバイデン氏に投票するかはまた別の話ですもんね。
シェリー:
本当にそうなんですよ。この40代以下の若いアメリカ人、全有権者の37%も占めていて、しかもこの世代ではバイデン氏が支持率で20%もリード。
ということは、彼らが皆投票すれば、バイデン氏が勝つ確率が高くなるんです。私も期日前投票を取材に行きましたが、若者の姿かなり多く感じました。
綿谷エリナ:
へ~!
シェリー:
それもね、若者票、数字にも表れていて、世論調査では特に激戦州の10代20代の期日前投票をした人の数が前回と比べてものすごく多いんです。
フロリダで4倍、テキサスでは7倍も投票している
綿谷エリナ:
それはすごい数ですね!是非後日、若者の投票率の推移についてもレポートしてください!若者の政治参画とか投票に興味があるので教えてください!
シェリー:
そうですね!今度そこも話していきたいと思います。
綿谷エリナ:
私たち日本にいるので、投票できないので、ドキドキしながら待つしかないんですよね。待ってますね!
ところでシェリーさん、お知らせがあるんですよね?
シェリー:
はい、NY Future Lab恒例の?コラボプロジェクト。今回は、明日放送の「TOKYO FM山崎怜奈の誰かに話したかったこと」に、ちょっとだけラボチームと一緒に飛び入り出演します。
綿谷エリナ:
へー!ワンモにも出ていて大活躍ですね!
シェリー:
大統領選スペシャルなので頑張ってます!
日本の皆さんにアメリカのZ世代の考えをお伝えしたいと思います。
綿谷エリナ:
だれはな、午後1時からですね!
シェリーさん、今週もありがとうございました。
シェリー:
ありがとうございました!
綿谷エリナ:
そしてNY Future Lab、新しいJFNアプリAuDee そしてSpotifyでもぜひチェックしてみてくださいね。次回もお楽しみに。