JOYFUL LIFE

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冬はジビエの季節です

冬は本格的な狩猟シーズン。だから、ジビエの季節でもあります。

今年も、各地で狩猟シーズンが始まっています。今日は狩猟のお話です。

もともと、各地でシカガ増えすぎて、森にシカの害が出始めているという話を聞いて、シカガ増えて困っているなら、どのように共存できるだろうか、と思ったのが9年前。それがきっかけで、わな免許を取得し、数年前から狩猟の取材を続けています。

今年は、河口湖のベテラン猟師さんのわな猟に同行して、わなのかけ方やけもの道の見分け方などをお聞きしてきました。地域によって、人によって、やり方がかなり異なるのが、狩猟の世界。いろんな人からいろんな話を聞くのが、とても面白いです。

富士山のふもと、河口湖の滝口さんは、地域の森の整備や狩猟肉の解体処理場の監督など、様々な肩書を持ちつつ、ジビエを提供する料理店のシェフでもあります。ジビエだけでなく、山菜やキノコにも深い知識があり、土地の食材を生かして、その土地で採れたその土地ならではの料理を旅行者に提供する、という活動を続けています。自身が料理人だからでしょう、狩猟のときの、解体や肉の処理についても、独特の手法で、みごとな手さばきを見せてくれました。

狩猟の広がりや、各地にジビエ処理場が広がっていますが、そのお肉をいかにおいしく解体し、流通させるかまでは、なかなか若手にとって学ぶ機会がないのが現状です。滝口さんのようなベテランの技を、もっと多くの若手狩猟者に伝えることができたら、と感じました。


滝口さんが手掛けた解体肉は、河口湖にある「星野リゾート 星のや富士」で主に使われているそうです。冬はジビエシーズン、機会があれば味わってみてくださいね。