高橋愛と西樹(みんなの経済新聞ネットワーク)がお送りする
「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」
今回は、信州・長野県の諏訪地方の魅力を伝える
「諏訪の国公式アンバサダー」林美貴さんに
リモートでお話を伺います。
2019年12月以来の2度目のご登場です。
高橋:改めて、岡谷シルクについて
教えていただいてもいいでしょうか。
林:私の生まれ故郷でもある岡谷市は明治から昭和初期にかけて、
シルクの一大生産地だったんですよ。
当時、日本の主力の輸出品目で、一時四分の一を小さな岡谷で生産していました。
製糸業に重要なのは、良質な水。諏訪湖とか天竜川。
そして、乾燥した気候。それから諏訪式と言われている、画期的な繰糸機。
繭を糸にする機械が発明され、最盛期には小さな町に200件も製糸工場があった。
岡谷にあるのが宮坂製糸所。
ここが岡谷の蚕糸博物館、シルクファクトと呼ばれているんですけど、この中に工場があるんです。
西:博物館の中に工場があるんですか?!
林:博物館の中に製糸所があるので、見学をしながら、女性たちが糸作業でとっている所を
見学ができる。ここは日本で唯一手でも糸を取っている。
今は、コロナ禍なので、オープンはしているんですけど、ビニールで覆われた中で糸を取っている所を見学できます。
高橋:実際に体験も出来るんですか?
林:コロナが無ければ体験できます。
高橋:触れてみるのもいい経験ですよね!
林:それをやっている女性って、手がすごい綺麗なんです!
高橋:いやー!やろうかなー!!
林:木から出る色んなクリームにも使われているセシリンという成分のおかげなんじゃないかな、と言われてますね。
西:科学的にも根拠があるんですね。
今は、養蚕を復活されている話もあるそうですね。
林:実は、2019年4月から、岡谷シルクを養蚕、製糸にして製品にするブランド化のミッションをもって採用された
地域おこし協力隊の女性が2名います。
養蚕担当は東京の大学内の農場で10年ほど養蚕に関わってきた橋口とも子さん。
ブランド化の担当は、大手の映画配給会社の広報の仕事を辞めてから、協力隊になった佐々木千玲さん。
この2人。
橋口さんは一時消滅していた、岡谷での養蚕を復活する活動を手伝っていて、
岡谷の中の三沢地区の区民農園で地域の方々と桑を育てて、養蚕をするという活動を行っています。
橋口さんが来た当初、2019年の春は約2万頭、42Kgの生産量だったのが、
彼女が来て翌年の春は、3倍!6万頭、112Kgの生産量だったんですね。
私、今、「頭」って言ったんですね。お蚕さんの数え方なんですね。普通、虫だったら、「匹」ですよね。
お蚕さんは「頭」と数えます。
西:「とう」はどんな字?
林:一頭、二頭。像とかと同じですね。
西:小さいのに、何故でしょう?
林:これは「家畜」だからなんです。人が手を加えないと生きられないから。
西:家畜は「頭」と数える。これは勉強になりました。
林:一方、佐々木千玲さんは今までのお仕事で培ったマーケティングやPRを使って、
これまでにない、そして地元に密着した製品。
例えば、去年の夏には肌に優しく通気性の良い草木染のシルクのインナーマスクの
企画や製作に携わっています。
もう一つはシルクファクト、蚕糸博物館ですね。
最高の学びや体験の場所を、地元の方や、外からいらっしゃる方に楽しく体験して頂きつつ、
ここでの体験を岡谷と印象付けるようにできないか、現在取り組んでいます。
お二人の活動の日誌的なものは、「岡谷シルク」というインスタグラムやフェイスブックで投稿されていますので、
ご覧いただけたらと思います。
https://www.instagram.com/okaya_silk/
https://www.facebook.com/okayasilk/
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高橋:今日は林さんから 岡谷シルクグッズをプレゼントにいただきました。
中身は、シルクソープと草木染のマスクなんですけど、どんな商品なんでしょうか?
林:こちらは私からというよりも、今お話した協力隊の橋口さんと佐々木さんからなんですけど、
さっきお話したように、シルクにはセシリンというお肌をすべすべにして、
保湿する効果がありまして、その効果を充分に発揮する石鹸、
草木染にしたインナーマスクです。
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今回は、「シルクマスク・シルクソープのセット」を【3名】にプレゼントいたします。
ご希望の方は「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」サイトのトップページにある「番組にメール」から、
1:おなまえ 2:住所 3:連絡先
そして「シルク」と書いて送信してください。
※締め切りは6月6日 日曜日 到着分まで。
当選者の発表はプレゼントの発送を持ってかえさせていただきます。