日本カワイイ計画。with みんなの経済新聞 Vol.304
今回は、世の中のいろんな文化を「くらべる」
「くらべるシリーズ」や、目で見て一目瞭然にする
「目でみるシリーズ」などの書籍を作っておられる岡部敬史さんにリモートにてお話を伺います。
高橋:岡部さん、宜しくお願い致します!
岡部:宜しくお願い致します!
西:岡部さん、毎回斬新な切り口で本を拝見するんですけど、
今回はどんな本をお作りになったんでしょうか?
岡部:今回は「見つける東京」。
オリンピックが開催されるということで、東京の本が多いんですけど、
僕なりの東京を作ってみようと挑戦しました。
西:テーマは東京を切るとき、どんなことを念頭に置かれましたか?
岡部:僕、産まれが京都で、18歳ぐらいの自分がこっちに来た時に教えてあげたい東京です。
私の娘は学校で東京のことを学ぶんですね。例えば、蛇口をひねった水はどこから出てくるんだとか、
どういう風になって街が出来るのか。
地方から来た人は知らない訳ですね。
西:確かにそうですね!
岡部:自分が住んでる街を知るとかで手一杯じゃないですか。
だから、落ち着いて東京の街の成り立ちを知らないなって思って、
文章じゃなくて写真でぱっと見て分かるようにするのが肝に据えています。
西:改めて実は、知らなかった東京があるんですね。
今回のテーマはいくつくらいあるんですか?
岡部:44個。
高橋:多いい!!
岡部:写真だけじゃなくて、文章で書いたのもあるので、44個。
高橋:どうですか?西さん
西:良く通ってはいるんだけど、知らなかったっていう話が沢山ある
高橋:あと、「確かに!」みたいなことありますよね
「すずらん通り」っていっぱいあるな!って
岡部:いくつ知ってますか?高橋さん
高橋:私、2つですね。銀座と、私、南阿佐ヶ谷に住んでいたことがあったので
岡部:渋い!
西:南阿佐ヶ谷にすずらん通りがある?
岡部:ありますよ。
道が出来始めたとき、すずらんの形の電球をつけた商店街が流行ったからって、いろんなところにつけたんですね。
なんかこの道見たことあるなって調べたら、こんなあるんだって
西:それから、僕他にも気になったのが、ホームグランドが渋谷なので、モヤイ像。
愛ちゃんも。待ち合わせしたことあります?
高橋:あります。これって「モアイ像」なんですか?「モヤイ像」なんですか?
岡部:本家イースター島にあるのが「モアイ像」で、
これを作った新島に「もやう」で「助け合う」という意味の言葉があって、
それを文字って「モヤイ像」って言う。
新島は石が名産で、それをうちの石で作ってみようとなったんです。
元々は新島の100年記念で渋谷と竹芝に送ったんですね。
それから縁が出来たところにモヤイ像を送った
高橋:そういうことだったんですね
西:鎌田にも竹芝にもあるんですね。
高橋:竹芝なんか2つありますからね!
西:普段から街を歩くときに常にメモするんですか?
岡部:気になったことは記憶してますね。
西新宿の高層ビル街には、元々淀橋浄水場があったんですね。
それがあったのは知ってたんですけど、街が浄水層を残して作っているんです。
なので、良く見るとぼこぼこしている。
あれが浄水層の名残があって、昔からいる人からだと、「ああ、浄水場っぽいね」と言う。
地下から上にビルがあるじゃないですか?
それを見たいなって思って、浄水層の写真を撮って、西新宿の写真を並べたのが
僕の中でのハイライト。
この本見て行くと、浄水場っぽいので。
何気ない風景に価値を付けて、普通の街歩きも楽しくなるんじゃないかなっていう提案ですね。
西:「見つける東京」いいなあ
高橋:まだまだありそうですね!
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今回は、「見つける東京」を【2名】にプレゼントいたします。
ご希望の方は「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」サイトのトップページにある「番組にメール」から、
1:おなまえ 2:住所 3:連絡先
そして「見つける東京」と書いて送信してください。
※締め切りは7月25日 日曜日 到着分まで。
当選者の発表はプレゼントの発送を持ってかえさせていただきます。