今回お話を伺ったのは、山形大学農学部4年生の安岡千穂さんです。
そんな安岡さんが卒業論文として取り組んだのが
「SDGsスペシャルミックスジャム」の製造。
「SDGsスペシャルミックスジャム」は、山葡萄と規格外のりんごを掛け合わせたもの。
山葡萄の爽やかさにりんごの甘みとまろやかさが加わって
誰でも美味しく食べられる味に仕上がっています。
製品化までは、山葡萄の渋みがなかなか消えず試行錯誤。
約半年をかけて納得のいく味に仕上がりました。
今回の「SDGsスペシャルミックスジャム」は安岡さんが中心となり、
りんごの摘果や剪定に携わりました。
きっかけは農場にある研究室での果樹や栽培の実習。
そこで採れた作物は、6月~12月の毎週木曜日に開催される「農場市」にて販売されていますが
作物は傷がつくだけで、売り物にはなりません。
そのりんごや山葡萄が堆肥になっていく様子を見ていて、悲しい気持ちになった安岡さん。
どうにか有効利用できないかと考え、
卒業論文のテーマとしてジャムを製造することにしました。
安岡さんは「大学の農場初、未利用果実を有効活用すること標をコンセプトに
この活動が近隣の産直に周知され、地域のフードロス削減を目指し
さらには地域を巻き込んだSDGsになるのではと考えます。」と話します。
また
「自分がSGDsに取り組むと、他のことにも意識しようと思うようになりました。」
とも話してくださいました。
将来は、食品関連の営業職へ就職が決まっています。
「大変なこともたくさんありましたが、お客様から山形大学の農作物は美味しいと言ってもらえたことが
すごく嬉しく、その経験から営業職に就こうと考えました。」と。
そんな気になる「SDGsスペシャルミックスジャム」ですが
大好評のため、今は品切れとのこと。
安岡さんの卒論発表が無事に終了した後に
再度販売されるとのことですので、楽しみにお待ちください!
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