COSMO みらいかぜ

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#45 机の天板を再利用したエレキギター

FM青森、FM山形、ふくしまFMをネットしてお送りする、「COSMOみらいかぜ」。 より良い未来を目指してアクションされている方々に、お話を伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、郡山地区木材木工工業団地協同組合 専務理事の伊藤正道さんです。

郡山地区木材木工工業団地協同組合とは木工業者の集まりのこと。

現在は13組合が参加しています。

組合の事業の1つにあるのが、郡山市の小中学校を中心とした木製の天板の納入。

最近では、その地域で採れた「木」を机にの天板に使用する学校も増えていて、郡山市もそのひとつ。

机の天板に福島県産のスギが使われています。 

しかし組合では、廃天板を年間に約700~1000枚も回収している状況。

使い道がなく「もったいない」と思いながらも、廃棄処分していました。

それを何かに活用できないか、と小さな木工道具を製作していたそうですが

郡山市が楽都であることから、楽器に注目し、今回の完成に至ります。

木製のギターというと、アコースティックギターのイメージがありますが

エレキギターの方が製作の難易度が低いそう。

今回は、廃天板を3枚繋ぎ合わせボディに変身させました。

気になる音色は一般的なエレキギターよりも軽い響きだそう。

素材のスギ自体が軽いことが影響しているようです。

そもそもはモデルとして組合で1台製作をしましたが

今後は木工体験教室を開催し、キット化して参加者に作ってもらうという事業を考えています。

既に1度教室は開催されていて、参加者は3日間かけて1本を完成させたそう。

評判はとてもよく、自分で作ったギターを愛でる参加者が多くみられたそうです。

今後もキットとして、恒常的に教室を開催していくとのこと。

伊藤さんは「木の魅力はさまざまなものに形を変えられるので、

使う人の考え方によって何にでもなれるところです。」と話してくださいました。

木製のエレキギター、ご興味を持った方は

ぜひHPをチェックしてみてください!

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郡山地区木材木工工業団地協同組合

〒963-0112

福島県郡山市安積町成田三渡24

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