今回お話を伺ったのは、郡山地区木材木工工業団地協同組合 専務理事の伊藤正道さんです。
郡山地区木材木工工業団地協同組合とは木工業者の集まりのこと。
現在は13組合が参加しています。
組合の事業の1つにあるのが、郡山市の小中学校を中心とした木製の天板の納入。
最近では、その地域で採れた「木」を机にの天板に使用する学校も増えていて、郡山市もそのひとつ。
机の天板に福島県産のスギが使われています。
しかし組合では、廃天板を年間に約700~1000枚も回収している状況。
使い道がなく「もったいない」と思いながらも、廃棄処分していました。
それを何かに活用できないか、と小さな木工道具を製作していたそうですが
郡山市が楽都であることから、楽器に注目し、今回の完成に至ります。
木製のギターというと、アコースティックギターのイメージがありますが
エレキギターの方が製作の難易度が低いそう。
今回は、廃天板を3枚繋ぎ合わせボディに変身させました。
気になる音色は一般的なエレキギターよりも軽い響きだそう。
素材のスギ自体が軽いことが影響しているようです。
そもそもはモデルとして組合で1台製作をしましたが
今後は木工体験教室を開催し、キット化して参加者に作ってもらうという事業を考えています。
既に1度教室は開催されていて、参加者は3日間かけて1本を完成させたそう。
評判はとてもよく、自分で作ったギターを愛でる参加者が多くみられたそうです。
今後もキットとして、恒常的に教室を開催していくとのこと。
伊藤さんは「木の魅力はさまざまなものに形を変えられるので、
使う人の考え方によって何にでもなれるところです。」と話してくださいました。
木製のエレキギター、ご興味を持った方は
ぜひHPをチェックしてみてください!
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郡山地区木材木工工業団地協同組合
〒963-0112
福島県郡山市安積町成田三渡24
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