今回お話を伺ったのは前回に引き続き、
青森県五所川原市に構える会社「KOMORU」の取締役で
クリエイティブディレクターの大島頌太郎さんです。
「KOMORU」は旅館業を主軸にした会社。
そんな「KOMORU」の2本目の柱としてスタートしたのが
青森県産のりんごの搾りかすを使用した新素材「Adam」の開発。
地域のいろいろな魅力を活かした素材作りを掲げ活動しています。
さらに「素材」を研究する施設として「TSUGARU SOZAI CENTER」という施設を設立。
近年は何かものに触る際、指から感じる「物の温かさや冷たさ」が希薄だと感じている大島さん。
土や水などの素材に手を加えることで新しいプロダクトに変換し、
今につながる製品を生み出したいと考えています。
「Adam」の生地をよくみると、りんごの芯や皮、種などの質感を感じることができます。
それは、廃棄されるりんごの素材全てを余すことなく利用しているから。
手に取る方もその素材感を楽しむことができます。
りんご栽培の手間暇を間近で感じている大島さん。
生産者の思いを大事にしています。
りんごの生育はその年によって変化します。
つまりは、搾りかす自体も変わるということ。
その年その年のりんごの生育状態によって「Adam」の風合いが変わる可能性を感じ
素材としての面白さを今後も探求していきたいと話してくださいました。
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「Adam」のHPはこちら!